名無しさん@ピンキー @6


タッタッタ…
軽やかな足音が廊下に響く。足音の主は──言わずと知れたことだが──ティオである。
彼女が廊下を走り一挙一動するたびにその腰程までもある長い桃色の髪が揺れ動いていた。

「はぁ…ん…ぁ…」
陰欝で官能的な声が部屋に響く。この声の主は大海恵。
彼女はその茶味がかったティオ程は無いが長い髪を振り乱し自慰に耽っていた。
その右の手には…

「恵!起きてるの?」
突如扉の向こうからティオの甲高い声が響く。
そして返事をする間もなく扉が音を立てて開いた。
慌てて恵は右の手に握っていたモノをパジャマのポケットにしまい込み平然を装う。
「もう。休みだからっていつまでも寝てたら駄目だよ」
ティオがいつもの調子で指を立てながら説教をする。
咄嗟に布団をかぶったので恵がいままで「何をしていたか」に気付かれた様子は無いようだ…もっともそれを見られたとして幼いティオに「何をしていたか」を理解できるはずも無いが…。
「いいじゃない、たまには」
気付かれぬように布団の中で衣服をただし、額の汗を拭いながら恵が不機嫌に答える。不機嫌なのはティオに邪魔されたからであるのは言うまでも無い。

「ねえ!『たまには』どこか連れてってよ〜。せっかくの二連休なんだから」
どうやらこれが本題だったらしい。
「もう…」
そんなことで…と言いかけて言葉を止める。
少し思案してベッドから起き上がり軽く腕を組み笑みを浮かべる。その唇をつり上げた笑みは、不適、というのにふさわしい。
「じゃあ、どっか連れてってあげよっか?」
「ホントに!?」
「ええ。でもその代わり私の出す課題をクリアーしたらよ」
「うん!頑張る!」
恵の不適な笑みとは対象的な無邪気な笑みをティオは浮かべた。
「じゃあベッドに横になって」
恵に促されベッドに寝そべる。
「ねぇ、何をすればいいの?」
どこまでも無垢な瞳…その無垢さゆえ悪戯心を擽る。
「まぁいいから、とりあえず目をつぶって」
恵に言われおずおずと目を閉じる。心を許している相手とは言え、一方的に見られていると思うとなんとも気恥ずかしい。
薄目を開き、辺りの様子を伺う。恵がなにやら鏡台から瓶を取り出していた。
(あれはなんだろう?お化粧でもするのかな…?)
取り留めも無い考えが交錯する。
恵が振り返ったので慌てて薄目を閉じる。
どうやら恵には気付かれなかったようだ。
(何をされるんだろう?)
期待と興奮に胸が高鳴る。

ギシッとベッドが軋み、恵がベッドに腰掛けたのが分かった。
薄目を開き恵の姿を確認しようとする。…無い。
どうやら足元にいるらしい…そう思ったか思わないかのうちに腰の辺りに違和感が走った。
「!?」
その違和感がティオの下着をズリ下げる。
「ちょっ…なにするの!?」
驚きに耐えかねて身を跳ね起こし、スカートを抑え恵を見据える。その表情は相変わらず不適な笑みを浮かべたままだ。
「なにって…う〜ん…大人になるための準備かな?」
「ええ!?…みんなやることなの?」
「うん」
「恵もやったの?」
「ええ。だからほらじっとしてて」
「でも…」
「いいからいいから」
不満を覚えつつも仕方なく寝そべる。相手は恵だ。恥ずかしいと言う気持ちは………少ししかない。
恵が先程の瓶をあけ中の液体を手に取った。
「じゃあ足開いて」
「ええ!?」
流石に驚きを隠せない。
「な、なにするの!?」
「そのままだと痛いからこれで滑りを良くするのよ」
どういう意味かはよくわからない…。どうやら私の身を案じているみたいだけど…。
恵の表情は相変わらずといった感じだ。
とりあえず好奇心に身を任せ恐る恐る足を開く。

すると恵の指先がまだ恥毛の生えていない股間に触れ、割れ目を開き先刻の液体を丁寧に塗っていく。
「…わ…あはは!くすぐったいよ!」
脚をバタつかせ、くすぐったさに耐えるように枕の端を掴む。
すぐに恵の指の動きを止まり「もう終わりか」と安堵しため息をつく。
すると恵の指先が花弁を押し拡げティオの内部に少しだけ進入した。
「きゃぁ!」
不意を突かれ素っ頓狂な声があがった。
ティオの陰唇は入り込んだ異物を拒否しようと収縮する。が、構わず恵はティオの肉壁に液体を優しく塗りたくっていく。
「ええ!?ええ!?」
もう何がなんだかわからない。身体を硬直させ、ただ困惑するばかりだった。
しばらくしてやっと終わりなのか恵が指を抜き去る。
少々狼狽し特に何を考える訳でもなく恵を見ていると、なにやらポケットからうずら卵大のなにかを取り出してきた。
「なぁに?それ?」
「ふふ…これを入れるのよ」
「え!?何処に!?」
恵は質問に答えずティオの脚を押さえ付ける。それにより「何処に」入れるのか、ティオにも想像がついた。
「そ、そんなの入んないよ!やめて、恵ぃ!」
恐怖に顔がひきつる。暴れようにも恵に押さえ付けられ動くことができない。涙を流す…それが唯一の抵抗だった。

「大丈夫。ほら、頑張るんでしょ!」
恵に励まされ幾分恐怖は和らぐ。ヒックヒックと鳴咽を漏らしながら「うん」と頷く。
すると先程のなにかが花弁に押し当てられ力が込められる。
「ひ…うわぁ…」
あの液体のおかげだろうか…割とすんなりとティオの身体はそれは受け入れた。
「ほら大丈夫だったでしょ?」
「…う…うん。でもなんか変…」
自分の中に入り込んだ異物に違和感を感じる。
「大丈夫よ。さぁそのままガッシュ君と遊んできなさい」
「ええ!?このままぁ!?」
「そうよ」
平然と答える恵に少々呆れる。ホントにこんな事が大人になるために必要なのだろうか…。
「あとこれ持って。ガッシュ君に会ったらこのスイッチを押してね」
「…なにこれ?」
「秘密!」
また恵が悪戯っぽい笑みを浮かべる。不審に思いながらもとりあえず受け取り、脱がされた下着を履き直す。
「じゃあこのままガッシュと遊んで来たら、明日何処か連れてってくれるのね?」
再度確認するように質問する。
「ええ。その代わり外したりスイッチを切ったりしたら駄目よ」
「うん…」
あまり気乗りしないながらも「これも明日どこかに連れてってもらうためだ」と自分に言い聞かせ立ち上がる。

「じゃあ行ってきます」
「はい、行ってらっしゃい」
ティオが出ていくと恵はすぐにベッドに戻った。自分のした行為に少々罪悪感を感じながらも興奮してしまった。また…手が股間に伸ばされる…。

「もう…歩きにくいな…」
ぶつくさ言いながらも歩を進める。心なしか少々足取りが重い。
「ふぅ…ついた…」
今日程ガッシュの家──厳密には清麿の家だが──が遠いと思ったことはない。
兎にも角にもなんとか辿り着いた。息を整えインターフォンを押す。しばらくすると返事があった。
『はい』
「あ、あの…ティ、ティオです」
『あっ!ティオちゃんね。ガッシュちゃんかしら?』
「は、はい」
『わかったわ。今ガッシュちゃんを出させるわね』
どうもこのインターフォンというヤツは苦手だ。なんだか緊張してしまう。
そんな事を考えてると玄関のドアが勢いよく開き、ガッシュが飛び出してきた。
「ウヌ。どうしたのだ?」
「いや別に…遊びにきただけよ」
「そうか。では公園に行こうぞ!」
「うん!」
ガッシュに付いて走ろうとする。すると…
「あっ!」
股間の違和感に思わず声が出る。
「どうしたのだ?」
「な、なんでもないよ!」
顔を赤くしている時点でなんでもないわけもないんだが…。

幸い相手はガッシュ。深くは考えない。さっさと歩き出す。
ティオはポケットからリモコンを取り出し、恵に言われた通りスイッチを入れた。
「うわぁ!(…ブルブルしてるぅ…)」
しばし呆然と立ち尽くすティオ。それを不思議そうにガッシュが見つめている。
「どうしたのだ?」
「…!ううん。なんでもない」
ハッとしたように答える。
「ウヌ。そうか。では行くぞ!」
ガッシュが走り出そうとする。慌ててティオが引き止める。
「ちょ、ちょっと待って…歩いて行こ…」
「ウヌ?しかし…」
「お…お願い…」
走れるわけが無い。既にある感覚が全身を包み込み、立っていることでさえままならなかった。切ないような…なんだか変な感覚であった。
ティオが苦しそうなのを見てかガッシュはゆっくりと歩き出す。
それにティオも続く。
ティオに埋め込まれた器械は不規則に振動を続けた。
変な感覚がどんどん強くなる。
「…ん…っ…」
自然と声が漏れる。ゆっくりと歩き、なるべくガッシュに悟られぬように声を押さえる。
だが器械はティオの願いも虚しく動きを止めない。
不規則に振動を繰り返したかと思うと突如その振動が強まる。
「ひゃぁ!」
耐えきれず悲鳴をあげ、ヘナヘナと地面に座り込んでしまった

「どうしたのだ?」
ガッシュが心配そうに声を掛ける。
「…ん…ぁ…大…丈夫…」
ゆっくりと立ち上がりまた歩を進める。塀に手をつき、時折小さく喘ぎながらも公園まで辿り着く。
先程のガッシュの家までの道のりを長いと感じたがその比では無かった。
なんとか辿り着き、安心したのかその場にヘタり込む。
「…っ…ええと…な…なにしようか…」
呼んだ以上遊ばなくてはならない。妙な責任感だ。
「ウ…ウヌ。だがしかしのう…」
「わ…わたしは…っん…だ、大丈夫だから…」
なにか執念のような気迫に押されてガッシュは声もでない。
「でも…は、走れないから…か、かくれんぼしましょ…私が隠れるから…」
「ウ、ウヌ…」
もはや頷くしか無い。ガッシュが数を数え始める。
ティオは何度もヘタり込みながらも公衆トイレの影に隠れた。
(もう…なんなのよ…)
壁にもたれかかり恐る恐るスカートをたくし上げて状況を確認する。
(うわぁ…おもらししちゃってるぅ…)
ティオの秘部からは愛蜜が溢れ出し、それが下着には染みとなって表れていた。
恐る恐る指を下着に滑り込ませ確認してみる。
(…あれ…?)
なにやらヌルヌルした液体が指にまとわりついた。

(おしっこ…じゃない…?)
不思議そうに指先を見つめているとまた器械の動きが強くなる。
「はぅ…はぁ…っん…」
足がガクガクと震え、立っていられなくなる。力無く地べたに座り込み天を仰いだ。その瞳はなにかに耐えるように閉じられている。
くすぐったくて…気持ち良くて…切なくて…
身体がどんどん熱くなる。それに伴い変な感覚も強くなっていく。
そしてその感覚がティオの許容範囲を越えようとする。
「っんん!…あぁ…ッッ!」
初めての絶頂に達し身体がビクンと痙攣する。唇の端を噛み締め必死に漏れてくる声を押し殺した。
(もう…駄目…)
強烈な快楽に身体中の力が抜け、その場に倒れ込む…はずであった。
ティオが感じたのは地面の感触ではなかった。
涙で潤み細く開けられた瞳には一つの影が映る…。

往来、嗅覚が(異常に)効く彼にとってかくれんぼなどという遊びは容易な物である。その気になれば1km先でも匂いを辿っていける。
だが公園にはいつもの「ティオの匂い」はしなかった。その代わりになにか本能を擽る匂いが漂っている。
「なんなのだ?」
その匂い──雌の匂いとでも言うべきか──に誘われ移動する。すると何故か匂いの元にティオがいた。
そのティオの様子がおかしい…。地面に手をつき今にも消え入りそうなか細い声で苦しそうに喘いでいる。
その頬には涙が確認できた。
いつも強気の彼女がこんなにも弱々しく…。…彼は確信した。
(ティオは病気だ)
そう思うとすぐさま行動に移す。ティオの肩に手をかけ声をかけようとした。すると待っていたかのようにティオが身を預けてきた。
「ティオ!?大丈夫か!?」
ティオがひどく憔悴しきった瞳を向ける。
「ガ…ガッシュ…」

荒く、妙に艶のある呼吸をしているティオをその腕に抱いて立ち上がる。
「すぐに清麿に病院に連れてってもらうぞ!」
「…え!?」
タイミングの悪いことにまた器具が強く振動する。
「っあぁ!…んん!」
一刻も早くしなければティオが危ない。そう考えるやいなやティオを抱き抱えたまま走り出す。
「っんん!…ガッシュ…お願い…待ってぇ…」
言われて急停止する。砂埃が舞った。
「なんなのだ!?」
早く…早くしないと気持ちばかりが焦る。だがティオの口から出たのは彼には理解し難い言葉だった。
「…恵の、家に…連れてって…」
何故?どんな病気かもわからないのに?早くしないと!
彼の脳内で様々な思考が巡る。
「お…ねがい…」
だがティオはこんなにも苦しそうにしながら懇願している。
(仕方が無い)
彼は決断した。

彼は走った。とにかくがむしゃらに走った。
辺りの景色が目まぐるしく後方へと溶けていく。
依然彼の腕の中ではティオが艶っぽい声を漏らしながら苦しそうにしている。
(…急がねば)
それだけを考え走る。走り続けていると前方から耳慣れた声が聞こえてきた。
「ガッシュく〜ん」
スズメだ。だが今は構ってはいられない。緊急時には人を殺すことも許されると言う。振り向きもせずに走り抜けた。
後ろからスズメの叫びが聞こえた気がするが定かではない。
ガッシュは走り続ける。
──ゾクッ
なんとも形容し難い感覚が背筋を撫でる。
「ちょっとアンタ!」
ナ…ナオミちゃんだ…。何故こんな時に…。
仕方が無い。仕方が無い。
自分に言い聞かせ、今までに類を見ない凄まじい速度で走り抜けた。
後ろからはナオミちゃんの身の毛もよだつようなお叫びが確かに聞こえた。後の報復を考えると…いや、考えずにいよう。
とにかく彼はなにもかも省みずティオのために走った。
ティオは相変わらず荒い吐息を漏らし、身を小さく悶えさせている。

また…変な感覚が強くなる…。
「ぁん…あぁ…んッ!」
なんだか…切なくて…。
「ガッシュ…」
ティオは無意識にガッシュの名を呼んだ。次いでしがみついている手に力を込める。
顔をガッシュの胸に伏せ、快感に小さく身体を震えさせている。
昂ぶる快感に抗がえず、いともたやすく達してしまう。
「んあぁ…」
とろけそうな…悪魔のような感覚に身体が痺れる。このまま気を失ってしまいそうだった。
ガッシュが走った甲斐あってか、丁度その時恵の家に着いた。
チャイムを鳴らすのももどかしく、ガッシュはその場で恵の名を叫んだ。
程なくして玄関が開く。
「ティオが…ティオが…」
息を切らしながらガッシュが訴える。恵にはその先を聞かずとも状況を理解できる。
ガッシュに近づき、力無くうなだれたティオを抱き上げる。
「ガッシュ君、ありがとう。もう大丈夫!」
恵の表情はあくまで穏やかであった。ガッシュは拍子抜けし、その場に立ち尽くしていた…もっとも疲労で動けなかったのもあるが…。

恵がティオを抱き抱え部屋へ行く間にも、ティオは甘い声で鳴いていた。明らかに感じていると聞いて取れる声。
出来心からした悪戯とはいえ、ここまでなるとは…。不覚にも笑みがこぼれる。

ティオはベッドに寝かされた。起き上がる気力も無い。断続的に続く刺激に対して身を悶えさせ喘ぐのみだった。
恵がティオのスカートを捲くり上げ、中を覗く。
既にティオの下着は愛液に濡れグショグショとなり下着の意味を為していなかった。
「もう…こんなに濡らしちゃって…」
恵が悪戯っぽく言う。
「だってぇ…んん!…しょうが、ないじゃない…」
もう為す術も無いのだろう…。シーツを握り締め従属的に答える。唯一の抵抗は必死に足を閉じていることぐらいか…。
「おねがい…恵…とめてぇ…」
必死に懇願するティオを見て、恵は可哀相と思いながらも興味を持った。
女の子が…ましてこんなあどけない少女がである…イクときとはどんなものなのであろうか…?
リモコンを手に取る。
ティオの顔に明らかに安堵と取れる表情が現れた。
(やっと…終わる…)
恵から声がかかる。
「ごめんね」
「…え!?」
ティオが反論しようとする前にリモコンのスイッチが強に入れられる。
「あぅぅ…恵ぃ…」
泣きそうになりながら、眼で必死に訴える。恵は…興味深げな顔をしている。

「ぁ…やだぁ…とめてよぉ…」
泣きながら懇願するが恵は聞き入れない。その涙は打ちひしがれた絶望にも似た感情によるものなのか、快楽によるものなのか、ティオにも既に判断が付かなくなっていた。
「あぁ!…ん…」
今までとは違う継続的に続く激しい刺激に、ティオは頭の中が真っ白になった。
綺麗な髪を振り乱し、快楽に身をもがかせる。
快楽から逃れようとしているのか無意識に腰を中心とし身体が揺れている。感情の昂ぶりにつれてその動きが激しくなる。
「ぁぐぅ…んん!…あぁッッ!」
大きく身体を弓なりに弾ませ、その状態で一、二秒硬直する。しかるののち肢体から力が抜け、柔らかな布団の上に崩れ去る。
快楽の余韻に浸りながら、依然送られ続ける刺激に小さく吐息を漏らす。
達した今、それはくすぐったさの方が強い。
器械が止まった…。
「はぁ…はぁ…」
荒く呼吸をしながら恵を恨めしそうに睨みつける。その瞳にも力が無いのは見て取れた。

火照った身体を気だるく起こし、ベッドに腰掛けている恵に身を預け泣きじゃくるように叫ぶ。
「ひどいよ!恵!」
抑えていた何かが吹っ切れ、涙がとめどもなく溢れる。
「ごめんね…」
恵の表情が曇る。罪悪感に駆られているのだろう。
ティオは恵に身を預けたまま、胸に顔を埋めすすり泣いている。なんとも痛々しい光景に見える。
しばらくしてティオの涙が収まりかけた頃を見計らい恵が話し掛けた。どうしても聞きたかった事だ。
「…でも…気持ち良かったでしょ?」
図星を突かれて一瞬絶句…。恥ずかしさに顔がみるみるうちに上気し赤くなる。
「恵のばかぁ!」
駄々をこねるように力の入らない腕に精一杯力を込めて恵を叩く。
「あはは、ごめんごめん!」さっきまでの涙が嘘のよう。ティオは顔を赤らめながら、ふくれさせている。
「ほら怒んないの!じゃあ、頑張ったから明日はガッシュ君達と一緒に水族館でも行こうか?」
「ホントに!?」
現金な事に一気に機嫌を良くしたのか、表情がパァーっと明るくなった。
なにはともあれ明日は楽しくなりそうだ。ティオの心は大きく弾んだ。


「でもそれは付けてってね!」
「ええ!?」


──終わり──

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