♪ @世歩歩 @93


― モチノキ町立総合病院
「高嶺くん、また来るね」
「ウヌ! 明日も来るからの」
「ああ、もう暗いし気をつけて帰れよ」

ガッシュや鈴芽達が帰った後、勇太が小声で話し掛けてきた。
「なぁ…山本のじーちゃんから聞いたけど、今日清麿の担当ってあの人なんだろ?」
「担当? あの人?」
…オレがみかん目つぶしくらわせたあの看護婦の事か
「ああ、そうみたいだけど、それがどうかしたのか? ってオイ」
勇太はそれ以上何も言わなかった。いつの間にか寝息をたてている。
「無理もないか…。昼間は色々あったからな」
身体を癒すため、清麿も今夜は早く眠ることにした。


― 静まり返った夜の病室
  …? なんだ…!?
清麿が目を覚ますと何かが身体に触れていた。ベッドに自分とは別の体温。
暗がりの中、目をこらして恐る恐る枕元を見る。
「な!!?。あ、あんたは…! うぁあああーー」
『しぃーっ』
看護婦が清麿の唇に人差し指をあて、声を出さぬよう促す。
「言ったでしょ?。今日は一日、私があなたの担当よ。夜もね…フフフ」
「よ、よ、夜もって…ま、まさか!?!」  顔が真っ赤になる
…く! 、誰か助け…勇太!?
隣の勇太は爆睡中。
…そ、そうだ!、山本のじーさんは…!?
死んだように眠っていた。


看護婦は清麿の下半身に狙いを定めると、舌舐めずりをした。
「本当はシテあげたいんだけど…、傷口が開いちゃうからこれで我慢してね」
残念そうに言うと、すすすっと股間に手をのばし
ペニスをパジャマのズボンから手慣れた手付きで取り出す。
「う…や、やめ」
「あら、もうこんなにして…フフ。美味しそう…」
ふぅ〜...... ちゅっ
看護婦は亀頭に温かい息を吹き掛けると、やさしくキスをした。
「ぅ!」
清麿は恥ずかしさで一杯になった。
拒絶しようと思っても、股間は素直に反応してビクビク疼く。
溜っていた。
夜はガッシュと一緒の部屋で寝るため、心置きなく抜く…というわけにはいかなかった。
「恥ずかしがらなくてもいいのよ。それともこんなのは嫌かしら?」
看護婦は先端から出ている液体を舌先でなめ、音をたてて吸う。
袋をゆっくり撫でる指先。裏筋をつ――.....っとなめあげる舌。
くびれた所にも指と舌が交互に這い回ると、清麿は身体をぶるぶると震わせた。
「いいのよ? 我慢しないで。んむ…っ」 
爆発寸前のペニスを口に含まれると、もう限界だった。

…く、ダメだ…で、出る…っ!!

白濁が口の中ではぜる。
「んふッ! …ん、んぐ……んっ…ん」
看護婦はきゅっと唇をすぼめ、清麿の放出を全て受け止めた。
そして、口一杯に広がった白濁をコクコクと喉を鳴らしながら飲んでゆく。
…う、嘘だろ!?!
清麿はその光景に目を奪われた。
たった今出したばかりなのに、早くも股間に熱いものが集まってくる。


口の中でペニスが膨らんでくるのを感じると、看護婦は目を細めた。
一旦ペニスから口を離し、清麿の方を見ながら囁く。
「勇太くんを励ましてくれたから、清麿くんにはたっぷり御褒美をあげなくちゃね」
言いながらペニスを握り、焦らすように愛撫する。 清麿のペニスがびくっと跳ねた。
…くぅっ…ご、御褒美…?! 
只の言葉も丸で暗示にかかったように、甘美に聞こえてしまう。
先端を舌先でくりゅくりゅ刺激され、指に強弱をつけて上下にしごかれると
清麿の思考は徐々に溶けていった。
「フフ、こんなに硬くなって。いい子ね…」
妖艶に微笑むと、看護婦は再び舌舐めずりをした。

・・・るちゅ ぐぷぷ・・・ 

濡れた唇が大きく広がり、脈打つペニスが飲み込まれる。
唾液でぬめった粘膜にすっぽり包まれると、清麿は眉間にしわを寄せた。
淫らな音と呻き声が静まり返った病室に響く。
「んッ…んッ…、ぢゅぼ……ん…んんっ…んッ…んッ…」
看護婦は咥えながら亀頭に舌を這わせ、頭を上下させた。手も休んではいない。
その絶妙な動きに我慢できなくなり、清麿は歯を食いしばった。
「ぅ…ぐッ!!」
白濁が看護婦の口腔内で飛び散り、喉の奥へと送られてゆく。
ペニスを奥まで吸い込み、なおも頭を動かし続ける看護婦。 
瞬く間に股間から腰へと甘い痺れが走っていく。
「うぁ…っ、吸い出され……ぐ! …ぅう!! …ぅっ!! ――ッ!!!」 射精が止まらない
白濁を吐き出す間も、亀頭にザラついた舌が容赦なく絡み付き
下半身ごと持っていかれそうな感覚が襲ってくる。
看護婦は喉を鳴らし、唇と頬をすぼめるのをやめなかった。
…し、し……ぬ…

一滴残らず全て吸い尽くされると、清麿は完全に気を失った……



― 翌日
清麿は昨夜の事を思い出しながら、ぼんやりと病室の天井を見つめていた。
極度の疲労感と、ひりひりするペニス。
それらが夢ではないことを物語っていた。


朝食時間になり食事が運ばれてくる。
ホッと胸をなで下ろす清麿。あの看護婦の姿はない。
「・・・・・・」
朝食に出たストロー付きの牛乳を見ると、清麿は日本海溝よりも深い溜め息をついた。
食欲が出てこない。
…ハッ 何だ?、この妙に突き刺さるような視線は…!?
隣の勇太が何か言いたそうに、じぃ〜〜〜っと清麿の方を見つめている。
勇太にメシを食えと言った手前、清麿が無理して食事をとっていると

「あ、あのさ清麿……、夜はどうだった?」
ブハッ!!!
「…ゴ、ゴホッ!! ど、ど、どうって…な、何がだ!?!?」
「隠さなくてもいーよ。実は、オレもこの前…」

【E N D】

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