名無しさん@ピンキー @167


……暗い空間に、熱っぽい空気が流れる。
逃げるシェリーを追い詰めたブラゴは、最後の防壁を突破しにかかっていた。
執拗に迫るブラゴの手が、シェリーの覆いを剥ぎ取ってゆく。
シェリーの抵抗はあまりにもか弱く、攻め猛るブラゴを阻むことなどできそうになかった。
「ほらほら、これで丸裸だぞ…」
「あ、そんな……」
涙ぐんだ目で、ブラゴの許しを乞う。
だがそれは、ブラゴの征服欲をかき立てるためのスパイスに過ぎなかった。
ブラゴの指先が、そっと禁断の部分に触れる。
まるで電流に触れたかのように、シェリーの身体がびくっと揺れた。
「あっ………!!」
「ほらほら、ここが弱いんだろ」
「ううっ………」
「我慢しないでいいんだぞ。早くいっちゃえよ」
「ブラゴ、私はッ………!」
「だったら、こうしてやるよ」
ブラゴの指は、シェリーの最も奥深い部分まで達した。
「駄目えええええええっ…………!!!!」
……………



……
「お二人様!何をしておられますかぁ!」
大声を張り上げながら、爺が部屋に飛びこんでくる。
「……おや?」
「何やってるって、見てのとおりだろうが」
と、ブラゴは将棋盤を指差す。
盤上では、ちょうどシェリーの王将が詰まれたところだった。
「ああ、これは将棋と言ってね、チェスみたいなものよ。ブラゴは全然手加減してくれないんですもの……丸裸にされちゃったわ」
「だから早く投了しろって言ったじゃないか。実際の戦いでも引き際を考えるんだ。そうすれば俺も手がかからなくな…」
「なんですって!私がいつあなたに手間取らせたの」
一転してブラゴとシェリーは喧喧囂囂と言い争いをはじめる
だがその一方で、爺の方は顔を伏せていた。
「……どうしたの?爺」
「……(;´Д`)ハァハァするんじゃなかった……」



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