名無しさん@ピンキー @241


「清麿ーはやくでかけるのだーっ!」
「まだ時間あるじゃないか……ちょっと待ってろよ」
そういいながらタンスの引き出しとにらめっこする清麿。
その引き出しの中には沢山のパンツが綺麗に詰められていた。
「ティオやガッシュがいるからそんな事にはならないと思うが……」
一つのパンツをとりだす。ヒョウ柄で布地が極端に小さい物であった。
「これはちょっといきなりすぎだよな……」
といいつつもこのパンツを一枚で恵の前にいるところを想像するとドキドキしてしまう。
「恵さんにはしたないと思われちゃうかな……」
そのパンツは今日の所はあきらめて違うパンツを取り出す。
「黒のラメ入りか……ちょっとアダルトすぎるかな……」
恵は頼りがいがあるとはいえまだ高校生。しかも現役アイドル。それほど進んでるとも思えなかった。
「きーよーまーろー!」
待ちきれないという感じででガッシュが部屋の外からウヌゥゥゥ、ヌォォォォォォォと唸りながら呼ぶ。血管を浮かばせながら清麿が応える。
「だぁぁぁぁぁぁぁぁ、もうっ……今行くから」
とりあえず今履いてる自宅用の特売3枚千円のパンツに手をかけ膝まで
おろしたあたりで足を抜く。股間にはきっちり処理されている陰毛が清麿の肌とのコントラストを
強調するかのように生えている。下半身裸所か全裸のままさらに履くパンツに逡巡しながらも
結局蝶の柄のついたハイレグビキニパンツを選択してはき出す。先ほどよりも切れ込みが深かったが、
処理のラインが見えることは無かった。

「よし……大丈夫みたいだな」
蝶パンツにもっこりと膨らんで見える分身も蝶柄のせいでいつものより目立つ。
そそくさと昨日の夜これまた悩みに悩み抜いていた出かけるときの蝶仮面を身に付ける。
こちらは目立たぬように恵に印象いいようにと余計に気を遣っていたからだ。
「さて行くか」
恵の顔が浮かぶ。
「でもいつか……ヒョウ柄のヤツ履いてびっくりした顔みたいかな……」
ふふと笑いながら履いたばかりの蝶パンツの両端を吊り上げ交差させ肩に引っ掛ける。
「クロスアゥッ!」
「フォォォォォォォォォォォォーーーーーーーーー!待ってろよ恵さーーーーーーーーーーん」
高まる気持ちを抑えきれずに、清麿こと変態蝶仮面は地獄のジェットトレインで窓ガラスを突き破って、ティオと恵の待つ遊園地に向かったのであった。
後にはウヌゥゥゥゥゥ〜、ウヌゥゥゥゥゥゥゥ〜と唸り声を上げ続けるガッシュだけが残されたのだった。

「恵さーん、蝶・サ・イ・コー!」



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