名無しさん@ピンキー @445


「ねぇ。つまんない!」
 ベッドに寝転がっている清麿の上にティオがダイビング、もとい飛び乗ってきた。さすがの清麿でも「ぐぇ」という呻き声をもらした。
 ガッシュがちょうど出掛けてしまった所にティオが遊びにきた次第である。仕方なくおもちゃで遊んでいたのだが、一人ではつまらないらしい。
「そんなこと言ってもなぁ……。ガッシュはまだ帰ってこないし」
「じゃあ、清麿、遊ぼ!」
「え?」
 よくよく考えてみれば、ティオの相手をしたことは無いような気がする。この年の女の子は何をして遊ぶのだろうか。
「それはいいが、何をするんだ?」
「んー、なんでも」
 相変わらず清麿の上に乗っかりながら、何を考えているやら笑みを浮かべている。
「そうだなぁ……」
 ティオから視線を外して考え込んだ。勿論、この年の女の子が何をして遊ぶかである。
 ふと脇辺りに触感が感じられた。
「わ!あはは!おい、やめろって!」
 いわゆる“こちょこちょ”だった。清麿が悶える様を見て、ティオが満面の笑みを浮かべる。
「この!」
 自分にのしかかるティオの脇を抱えて持ち上げた。ティオがキャッキャと無邪気に笑い声をあげる。

「やったな〜」
 素早く清麿が上に、ティオが下になるように体を入れ替えた。にやにやと笑みを浮かべた清麿の両の手がティオに触れる。
「ちょ、清麿!やめて!」
 立場逆転。問答無用。清麿の指がティオの脇腹辺りをくすぐり始めた。
「キャハ!あはは!やめて!やめてってばぁ!」
 手足をバタつかせ、けたたましい笑い声を部屋に響かせる。
「まだまだ〜」
「あはは!もう、もう、キャハハ!」
 この後、落ち着きを取り戻し、仕返しにティオが“こちょこちょ”をして、またその仕返しに清麿が“こちょこちょ”をし返すという“こちょこちょ”合戦がしばらく続いた。

 部屋には荒い息遣いが二つ。と言っても、原因は例の“こちょこちょ”合戦のせいなのだが。
「はぁはぁ…疲れた…」
「はぁはぁ…ホント…」
 二人して狭いベッドに寝転ぶ。なにが楽しくて“こちょこちょ”などで競わねばならんのだろうか。いや、実際、楽しかったのだろうが……。
 ふと隣を見る。当然の事ながら疲労困憊したティオがいる。あまり──小さな女の子とは言え──女の子と一緒にベッドに寝転がるという経験は少ない。というよりも無かった。
 ちょっと新鮮な気分になった。

「なに?清麿?」
 清麿の視線に気付いたのか、ティオが不思議そうに見つめてきた。
「い、いや、別に」
 自然、とは言い難い言葉のトーンだったのは言うまでもない。
 内心ドキリとした。可愛いという表現がよく似合うまだあどけない少女に一瞬でも見惚れてしまったのが。
(オレが?……まさか。冗談キツいな)
 頭ではそう考えても、一度湧いた劣情はちょっとやそっとではひかない。
「どうしたの?」
「いや、なんでも」
 とは言え、さすがに相手はまだ6歳である。まさか劣情の刷毛口にするわけにはいくまい。グッと堪える。
「ねぇ、清麿ー。何かしようよー」
 またティオが清麿にのしかかる。
(あぅ…人がせっかく堪えようとしてたのに…。可愛いなぁ、チクショウ。ていうかパンツ見えてるよ、おい。あぁ、もう…)
 誰でもそうだろう。だから清麿君、君を責める人はいないはずさ。そんな感じで清麿は一人、自己完結した。
 自分に乗っているティオを捕まえ、自分の左側に落とし、左手で肩を押さえ付けるように抱く。
「なに?なに?なにするの?」
 ティオが期待に胸を膨らませたような声を出す。構わず足元の布団を右手で掴み、覆い被せた。

 最初はいわゆる“こちょこちょ”で、下腹部辺りをくすぐった。
「あは!もう、ヤだよー!」
 無邪気に笑う。でもここからが違った。
 清麿の指が洋服の上からティオの股間に触れる。そして“こちょこちょ”と称して、中指で縦に撫でた。
「!?……え?」
 ティオの動きが止まる。
「ちょっと……清麿……」
「なに?ただの“こちょこちょ”だよ」
 無論、わざとなのだが、布団の中なので見えないというふりをして、すっとぼける。
 続いてスカートの中に手を入れ、下着に触れた。そのまま“こちょこちょ”を続ける。布越しに割れ目の触感がわかった。
 ティオは少しボーッとした感じで虚空を見つめていた。
 少し力を込めて下着の上から摩ると、ティオの身体がビクンと震えた。次いで脚が閉じて、清麿の指先が締め付けられる。どうやら膣辺りに指先が触れたらしかった。
「どうした?」
「なんでも……ない……」
 清麿の腕の中でティオはまだ虚空を見つめながら頬を染めていた。
 股間をまさぐりながらティオを見つめていると、視線に気付いたのかこちらを見て、そして恥ずかしそうに視線を逸らした。

 下腹部に手をあて、下着を指で持ち上げながら指先を侵入させる。
「き……清麿!?」
 清麿の右腕の袖を掴み取り、体をギュッと縮込ませた。
「やめる?」
「……ヤだ」
 少し考えてから答えた。清麿にはちょっと意外だった。恐らく拒否をされるものだと思っていた。
「くすぐったいの?」
 ティオは首をフルフルと横に振った。まさかとは思ったが……
「気持ち良いの?」
 今度は恥ずかしげに小さく頷いた。清麿がちょっと苦笑をして続ける。
「じゃあ、“こちょこちょ”してあげるから、脚を開いて」
 耳元に囁いた。だが、一向に脚は閉じたままだった。
「どうしたの?」
「直接“こちょこちょ”……するの?……パンツの上からじゃダメ?」
「ダメ」
 渋々と閉じていた脚を伸ばした。
 ついに指先が割れ目に触れた。柔らかい。生まれて初めて女性器に触れ、やはり興奮する。
 ゆっくりと柔らかな感触を確かめるように撫でていく。
 フニフニとした突起に触れ、押し込んだり円を描いたりとの要領でしつこく撫でてみた。つれて袖を掴むティオの手に力が入る。
「清麿……痛い……」
 ハッとして指の動きを止めた。

 どうやら、円滑油となるべき液が、身体が成熟しきっていないためにあまり出なく、指が擦れて痛かったらしい。
 試しにまたいじってみたが、脚を閉じられ拒否された。
「ちょっと見せてみな」
「え?」
 下着から手を抜き、バッと布団を剥がした。布団の中で清麿がスカートを捲くり上げていたため、キャラクターのついた白いいわゆるお子様用の下着が見えてしまった。
 「キャッ」という悲鳴と共に、スカートを押さえる。その押さえる両手を左手で掴んでティオの頭上に押さえ付けた。そして残った右手でスカートを捲くる。
「きゃあ!やめて!イヤ!清麿!」
「痛いんだろ?今、痛くなくしてやるから」
 触られるのはよくても見られるのは嫌らしい。よくわからないものだ。
 下着の上部のゴム部分に指を掛け、ズリ下げる。ティオは脚を閉じて必死に抵抗をしていたが、問題にはならなかった。
 縦スジがあらわになった。脚を閉じているため、綺麗な縦スジである。だが、このままでは様子が見えないし、なによりも一番見たい部分が見えない。
「ほら、脚を開いて」
 ティオは恨みがましい目をしていたが、諦めたのかおずおずと脚を開いた。

 ほんのりピンク色をした柔らかそうな肌。少し充血して赤くなった突起。まだ小さな膣。脚が開かれ、それらがあらわになった。
「今、痛くなくしてやるからな」
 そう言うとティオの股間に清麿が顔を近づけてきた。
「ちょ、清麿!?」
 清麿が赤くなった突起を舐める。
「ひゃぁ!ヤだ!」
 ティオの脚が閉じられ、清麿の顔を締め付ける。それでも構わず清麿は舐め続けた。
「なんで……そんなとこ、舐める、のぉ……」
「こうやって“こちょこちょ”すると、痛くないからだよ。痛くないだろ?」
「……う、うん」
 一応納得したようなのでティオ両手を解いて、“こちょこちょ”に専念する。解き放たれたティオの両手は自分の股間で動く清麿の頭を押さえた。
 ぷっくりと膨れた突起を舐めてみたり、小さな膣口に舌先を挿し入れてみたり、様々にティオを愛でていった。
 ティオの恥部が唾液でベタベタになるころには、喘ぐまではいかないものの、「はぁ……」とか「ふぅ……」とかいったため息をつくようになった。
 ティオの顔に視線を向けると、頬を染め、次第にトロンとした目付きをしている。

「清…麿……なんか変……」
 ティオがぼやくように呟いた。構わず舐め続ける。
「……ぁ……ん……」
 驚いたことに初めて喘ぎ声があがった。嬉しくなって一層にティオを貪る。
「ちょ、清麿……ヤだ……」
 おとなしく開いていたティオの脚がまた閉じ始める。当然のことながらそれは清麿の頭を挟み込んだ。ティオの腿の触感を頬に感じながら、それでも一心に“こちょこちょ”を続けた。
「清…麿……なにか…来る、よぅ……」
 「ふぁ……」という声と共に、挟み込む脚、いや、全身に力が入った。そして、やがて、脱力した。
「どうした?」
 クテーといった感じになったティオの身体を抱き起こす。ティオは放心したかのように虚ろな目をしていた。息遣いは少し荒い。
「……ティオ?」
「……あ。うん」
「大丈夫か?」
「えっと……うん。大丈夫」
「そうか」
「清麿!ありがとう!」
「は?」
 御礼のつもりなのか無邪気に抱き付いてきた。ちょっと罪悪感もあったのだが、報われた気がした。
 その時、ちょうどガッシュが帰ってきたのか玄関が開く音がした。
「ウヌ?ティオ、いるのかー?」

「あ!ガッシュだ!じゃ、私、もう行くね!」
「ちょ、ちょ、ちょっと待て!」
 慌てて清麿が引き止めた。
「な、なぁ、ティオ……そのまま……行くのか?」
 ティオが不思議そうな顔をする。清麿の視線の先には……
「あ!」
 同じく慌ててスカートを押さえる。顔を赤くしながら、ベッドの端に放ってあるお気に入りの下着を急いで拾った。だが一向に履く様子もない。
「どうした?」
「あの……清麿、あっち向いてて」
「へ?……あ!」
 気付いて急いで後ろを向く。途中で振り向いて驚かしてやろうか、という考えも浮かんだがやめておいた。
「もういいよ!」
 さほど時間はかからなかった。ティオを見ると照れ臭そうに頬を掻いている。
「じゃあ、行くね」
「あぁ」
 バタンとドアが閉まる。それと同時に清麿の手があるものに伸ばされた。猛りを静めるために──

────ガチャ
 突然、先程閉まったばかりのドアが開いた。心臓が飛び出そうになったのは言うまでもない。
 見るとティオが立っていた。少しもじもじとして、顔を赤くさせ、指を指でいじりながら。
「あの……」
「な、なんだ?」
 なるべく平静を装いながら受け答える。
「また……“こちょこちょ”してくれる?」
「へ……あ、あぁ。いいとも」
「ホントに!?ありがとう!清麿、大好き!」
 ティオが今度こそ行ってしまうのを確認すると、清麿はやっとため息をついた。
「参ったな……」
 そう呟いて頭を掻いた。それとは裏腹に自然と顔が綻ぶ。
 その後の彼のにやけ方といったらそれは大層なものであったが、さすがにそれを筆舌するのは彼に忍びないので、敢えて書かずにいておこう。

 この先どうなることやら……。


〜糸冬〜

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