名無しさん@ピンキー @582


 気がつくと、そこは薄暗いどこかの倉庫のようだった。
 朦朧とする意識の中、手をついて起き上がり、頭を小さく振って記憶の糸を手繰り寄せる。
(たしか……ガッシュの家に行く途中だったのよね?)
 では、一体この状況はなんなのだろうか?ふと迷い混んで、眠りこけてしまったというのは不自然過ぎる。
「やぁ!おはよう!」
 突然の声にハッと振り向いた。そこには14〜15歳の少年がいた。
 状況がいまいち飲み込めず、不思議そうな顔をしていると、少年が言葉を続けた。
「あれを見てもらえば分かると思うけど……」
 促されて、少年の指が指し示す方向を見て、ティオは息を呑んだ。
 そこには魔物の本を持った男がいた。
 状況を把握して、キッと少年を睨んだ。
「ハッハ!まぁそんな睨まないでよ。用件は分かってると思うけど、君の本の持ち主はどこだい?」
「そんなこと言うわけないでしょ!」
「うーん、でも言っちゃった方がいいと思うけどなぁ」
「イヤよ!」
「じゃあ、実力行使に出るけどいい?」
 無視して出口に向かい歩き出す。
「しょうがないな」
 ティオの背後で少年が自分の本の持ち主に合図した。
「ヌメロン!!」
 扉に手を掛けようとした時、ティオは囲まれた。

 地面からウニウニと動めくなにやら得体の知れない奇妙な触手が幾本か。それを見て、ティオに少し恐怖の感情が湧いた。が、その感情を押さえ付けて扉に手を掛けた。
「おっと。困るんだなぁ」
 そう少年の声が聞こえたかと思うと、あっと言う間にティオの手首や足首に触手が絡まり、宙吊りにされてしまった。
 少年が手招くと、触手がティオを近くまで連れてきた。
「ねぇ。もう一度聞くけど、素直に言う気はない?」
「……」
 ティオの目は精一杯の抵抗の感を送った。
「しょうがないなぁ。じゃあ、後悔しないでね」
 そう言うと、また手招いた。すると……
────バサッ
「キャアーー!!」
 触手を巧みに操り、一気に洋服を剥ぎ取られてしまった。
 みるみるうちにティオの顔が赤くなっていく。隠そうと激しく抵抗しているが、触手に四肢の動きを封じられているのでどうすることも出来なかった。
「ピンクのさくらんぼか……」
 少年がクスッと笑いながら言った。ティオはさらに顔を赤くさせる。
「まだ言わない?」
 フルフルと首を横に振る。
「やれやれ」
 仕方無しにといった感じで、また本の持ち主に合図した。

「ヌレイド!!」
 本が妖しく光り、術が発動した。少年の口から、なにか大量の液が撒かれる。
 身動きの出来ないティオは、それを頭からもろに浴びた。
「きゃあ!な、なにコレ!?」
 少し粘着性を持った、甘い香りの液にティオは思わず悲鳴をあげた。液体独特の光沢がティオのまだ未熟な裸体に映える。
「あぁ心配しないで。そのままじゃ可哀相だからしてあげただけだから。まぁ今は意味がわからないと思うだろうけど、そのうちわかるから」
 また、睨みつけた。
「ねぇ、ホントに君のためを思って言ってるんだけどさぁ、言う気はない?」
 さらに敵意を乗せて睨みつけてやる。
「まぁ、しょうがないか。じきによくなるよ」
 なんのことかわからない、というようなキョトンとした目をしていると、また少年が合図する。
「ヌメロン!!」
 触手が増えた。何本か数えるのも難しい。少年が同じように手招きすると、触手がティオの幼い身体を這い始めた。

 ヌメヌメとしたどうしようもない嫌悪感に、自然と身震いする。歯を食いしばり、決して悲鳴だけはあげないという意志を貫こうとした。
 触手が好きなようにティオの滑らかな裸体を這い回る。それから逃れようとティオは激しく身悶えた。
 不意に右の乳首におぞましい快感が走った。
「ひゃ!」
 思わず素っ頓狂な悲鳴をあげる。
 触手の先が割れ、まるで口のようになり、探り当てたティオの乳首に吸い付いた。
「やぁ!やめて!」
 必死に抵抗するが、抵抗にならない。間髪入れず、今度は左の乳首にもう一つの触手が吸い付いた。
「ひぅぅ!いやぁ!」
 どうしようもない気持ち悪さから、涙を流した。だが、少年はそんなティオの姿を見て嘲笑っていた。
「もうギブアップかい?」
 その言葉にティオはまだ首を横に振る。
「じゃあ頑張りな」
 新たな触手がティオの身体を這い始める。
 そして、可愛らしいさくらんぼ柄の下着に入り込み、割れ目に粘液を摩り込み始めた。
「ふぇぇ」
 情けなくティオが泣いた。お構いなしに、触手は彼女の割れ目に入り込み、乳首と同じ要領で小さな突起に吸い付く。
「ふぁ!」
 宙吊り状態の中、腰が引けた。

「もうヤだぁ!イヤだよぉ!」
「じゃあ言うかい?」
 ティオは言葉を紡いだ。
「まぁ大丈夫。そろそろ効いてくるから」
 ティオにはやはりなんのことかわからなかった。
「さて、じゃあ、いくよ」
「え?」
 質問の前に、触手が活動を始めた。
 強く吸い上げ、脱力して、震えて、また吸い上げる。その動きが何度も繰り返された。
「ふぇぇぇ」
 ティオは成す術もなく、快楽に対して情けなく鳴くしかなかった。
「やぁぁひぅぅあぁぁうぅぅ」
 やめてと必死に叫ぼうとするが、言葉にならない。
「ぁぐぅ……ふぁ、ふぁぁ!」
 魔法の力も合間って、あまりにも激しい責めに、まだ快楽に幼いティオの身体はいとも簡単に達してしまった。
 触手の動きが止まり、ティオは宙吊りのまま、うなだれた。
 それを見て、ニヤッと少年が笑うと声を掛ける。
「気持ち良かったろ?」
 恨めしそうな目をして、相変わらず睨みつけた。
「その様子だと、まだ言う気はないみたいだねぇ」
 その通りなので否定はしなかった。
「しょうがないな」
 また触手が先程と同じ動きをする。
「ふぁぁ…んぅぅ」
 その間も何本もの触手が這い回り、おぞましい感覚をティオに送る。

 股間に新たに二本の触手が伸びてきた。器用にティオの下着をズリ下げる。
 既に一本の触手が突起に吸い付き、少し開かれた割れ目が現れた。だが、ティオはそんなことに構っていられるほど余裕は無かった。
 ティオの小さな膣に合わせたのか、細い触手が膣口にあてがわれた。そしてもう一つは菊門に。
「ひゃう!」
 やっと気付いたのか、ビクンと身体を震わせる。
 しかし、遅かった。反論もする暇も無いまま、ティオに触手が侵入する。
「ひぎぃ!」
 痛々しい悲鳴が洩れた。ついで、ティオの菊門のしわを伸ばすように撫でていた触手も侵入を始めた。
「ぁぐ!ひぐぅぅ!」
 前と後ろから鈍痛が走り、涙を流しながら悲鳴をあげるしかなかった。
 どうしようもない痛みと、どうしようもない気持ち悪さと、どうしようもない快感で、頭が変になってしまいそうだった。
「ほら、言えば楽になるよ」
「ぜ、絶対にぃ!言わないんだからぁぁあ!!」
 そう叫び、様々な感覚にティオの意識は刈り取られた。

 全身に走る違和感に目を覚ました。辺りを見回すと絶望できる。夢では無かった。
「お?起きたかい?」
「ふぐぅ」
 言葉が出ない。口の中にも触手が侵入していた。吐き出そうとしたが無理だった。
「君の強情さには参ったよ。だからこれで終わりだ。君が耐えれたら僕の負けだよ」
 ティオの表情に希望の光が宿った。
「ほんほーへ?(本当ね?)」
「あぁ。じゃあいくよ」
 本が妖しく輝く。
「ギガノ・ヌレイド!!」
 また得体の知れない液体がティオに浴びせられた。そしてすぐにそれの効果が現れてきた。
「ふぁ…はに、ほれぇ?」
 身体がどんどん火照ってくる。
 少年が笑みを浮かべ、また触手を操った。
 ティオの身体は、触手が這いずるだけで恐ろしいほどの快感を送った。
「ふぃぃ!んぅ!あぅぅぅ!」
 体中を舐めるように這い、乳首を吸い上げ、膣に出入りをし、菊門を辱める。触手のする全てに対し、ティオは感じ、鳴いていた。
 既に頭は真っ白となり、理性等は残っていなかった。
 不意に全ての触手が動きを止める。
「ふぇ?」
「終わりだよ」
「やぁ、ふぉっほやっへぇ(もっとやってぇ)」
 強力な魔法は、まだ幼いティオでさえ、快楽の奴隷にするのに充分だった。

「じゃあ持ち主の居場所を教えてくれるかな?」
「ひう!ひうはら、ほへはい!(言う!言うから、お願い!)」
 少年がニヤッと笑みを浮かべた。ついで触手が動き始める。
「はふぅ…」
 ティオは本当に嬉しそうにして、歓喜の涙さえ流した。
「はぁぁ…ふぅ…んぅ!」
 触手に蹂躙されるたびに悦び、可愛らしい声で鳴く。もう既にそこには、ティオのいつもの姿はなかった。
 一気に快楽の波が押し寄せ、ティオを掠っていく。
「ふぁぁぁ!!」
 強烈な快楽により、意識が断ち切られた。


 少年の質問に従属的に答える。もうすでにその瞳に光はない。
「よし。よく答えれたね。じゃあご褒美だ」
「……あぅ……んんっ……」
 ご褒美という名の快楽に一人酔い痴れる。
「じゃあ僕たちは行くから」
「ふぇ?」
「大丈夫。心配しないで。その子達は君にあげるよ。ご褒美さ」
 ティオは心から嬉しそうな笑みを浮かべた。
 二人が行ってしまった後も、触手の動きに見悶え、喘ぎ、快楽の幸せに浸り続けた。

「さぁ、次の魔物に行こうか」
「いいのか?ほっといて?」
「構やしないよ。どのみち、もう普通の生活は出来ないさ……」


──糸冬──

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