名無しさん@ピンキー @638


――――ゾフィスの居場所が解った。後は彼の地に赴き、奴を倒すだけ。
その時を思いシェリーは今日も眠れぬ夜を過ごしていた。
怒り、憎しみ、焦り、待望感……様々な想いが混じりあい、心が安らぐ事も無い。
そんな時だった。ブラゴが彼女の部屋を訪れたのは。
「シェリー……居たか」
「何の要、ブラゴ。今は一人に―――んっ」
いきなり唇を奪われた。そのまま抱きしめられ、押し倒された。
「ちょ……貴方、いきなり何…っ」
唇を離し、抗議しようとするが、又、唇を塞がれる。
「ううっ……」
苦しげにうめき、体を悶えさせる。抱きすくめられている腰をよじり、
足をバタつかせ、逃げようとするが、元よりシェリーの力で振りほどける筈も無い。
シェリーの舌に自らの舌を絡め、強く吸う。口腔を蹂躙し、自らの唾液を送り込む。
「ん……!」
細くもれる息が甘い音色へと変わり、体に火が灯り始める。
ブラゴの指が、シェリーの衣服をはだけていき、豊かな乳房が露にされる。
「……ああっ」
鋭敏なふくらみに彼の指が這う。
手のひらに包み込まれ、すくい上げるように揉みしだかれ、力の抜けた体を委ねてしまう。
「……脱がすぞ」
衣服を剥ぎ取られ、一糸まとわぬ姿にされた。
そして再び、乳房を愛撫される。
ブラゴの両手が、柔らかい乳房を両手でくるむように揉みたてる。
「あッ、あぁんッ……」
乳首を摘まれ、こねまわされる。もう片方の突起は唇でくわえ込まれ、舌で責められる。
「アッ、あぁあああッ……」
乳房が熱くなり、ジンッと痺れが来る。

体についた灯が大きくなる。
―――不意に責めが中断され、ブラゴが身を離す。
「……どうして?」
思わず、そんな声が漏れる。だが、次の瞬間、その眼には驚愕と僅かな恐怖に彩られる。
―――ブラゴが取り出したもの。それは、縄だった。
「……縛るぞ」
そう言うなり、シェリーの体に縄を巻きつけていく。
両手を万歳するような形で縛られ、乳房に縄をかけ、首に回し、
両膝の少し上に足を腹へ引き付けるように回される。
そして、足を広げて体育座りをしているような格好で仰向けに縛られた。
「こ……こんな・・・ブ、ブラゴ!ほどきなさい!」
うろたえつつもそう言って彼を睨む。
「うるさいな……」
そんな視線など意に介さぬかのように、シェリーの上にのしかかり、愛撫を再開する。
指が、両足の付け根に伸ばし、柔らかい2枚の秘唇の間に指を潜り込ませる。
そこを擦り立てながら、白いうなじに舌を伸ばす。
「くぅう……ああっ」
再開された責めに、また体に灯をともされ、抵抗する意思が流されていく。
そのまま執拗に秘唇を責められる内に、秘所から蜜がにじみ出てくる。
―――クチュリ。
小さな、しかしはっきりと濡れた音を立てながら、そこをかき回される。
「ああぁッ!くぅう……うぅんッ!」
快感にシェリーの体が大きく反り上がった。すると、縄が締まり、体に食い込む。
「ひッ!……痛ッ!あぁーッ!」
苦痛と快感が入り混じる、不思議な感覚に激しく身悶える。

「フッ……」
ブラゴはシェリーの秘所に顔を近づけると、濡れた淫唇に吸い付いた。
「やっ……やあぁぁぁ」
割れ目をえぐるように底までを舐める。
充血した淫核を転がし、舌先で奥をつつく。
快楽に身悶えするたび、縄が食い込む。
「あんっ……ああぁんっ……っう……ぁあああっ」
―――霞がかかったように、まともな思考ができぬまま、嬌声をあげ続ける。
理性の制御を越えて、身も心も快感を求めることを止められない。
「ブ……ブラゴ……も、もう……!」
自分から求めてしまう羞恥に、顔に朱がさすが、その言葉すら快感に繋がってしまう。
「…………」
ブラゴは、グッと腰を突き入れた。
シェリーの胎内に熱いものが侵入してくると、それは激しく動き始めた。
拘束されたまま、シェリーは突かれる度、体を震わせる。
激しいピストンに、次第に体が高みにのぼりつめていく。
「あ、ああ、あぁあっ」
体を激しく震わせると、全身から力が抜けた。
そのまま、意識が途切れていった。


―――――気が付いたときには、日が中天に昇っていた。
どうやら、半日以上も眠ってしまったようだ。
―――ふと、頭の下に暖かみを、隣に誰かの存在を感じた。
「……ブラゴ……」
「気がついたか……」
―――ずっと、傍に―――
「……シェリー、お前、こうでもしなければ、眠る事さえしなかっただろう」
「え……あ……それで……」
―――心配、してたの?―――
何か言いたいが、なんだか言葉にできない。
「…………勘違い、するな。」
「……また無理をして倒れられたら苦労するのは俺だ……」
―――何だか、何も言えなくなって。
ただ、彼に体を預けた。
ブラゴは何も言わず、只、彼女を見つめていた―――


以上

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