名無しさん@ピンキー @11


 場面はとある日の昼頃。絵本を読むティオの隣にガッシュがいる。
「のぅ…ティオ…」
「ん?なに?」
「赤ん坊はどこから出てくるのだ?」
「え?な、なんで?」
「この前、妊婦さんを見たのだが、教えてくれなかったのだ」
「…えっと…私もわからないわ」
「ウヌゥ…わからぬのぅ…」
「じゃあ、清麿なら分かるかも。清麿に聞いてみましょ!」
「ウヌ!」
 二人は駆け出した。

「清麿!」
「ん?」
 甲高いティオの声に清麿が振り向いた。目の前には見慣れた二人。
「ほら、あんた聞きなさいよ」
「ウヌゥ…ティオに頼むのだ…」
「もう…」
(なんなんだ…?)
 二人の小競り合いを傍観していても、清麿には見当がつかなかった。
「ねぇ…清麿…赤ちゃんって…どこから出てくるの?」
「ブフォァ」
 ティオの質問が終わる頃には、清麿は口から飲んでいた麦茶を吹き出していた。
「キャーーー!」
「ヌォ!?清麿!汚いではないか!」
「いや、スマンスマン。あまりにも突然だったもんで…」
「まぁよい。それで、どこからでてくるのだ?」
「う…」
「ねぇ、どこから?」
「ぐ…」
「ねえ…」
「うわぁぁああ!」
 清麿は勝手口を飛び出していった。
「あ!」
「逃げた…」
「仕方がない。他の人に聞くのだ」
「うん」

 玄関で二人はいそいそとそれぞれの靴を履いた。
「よし!では誰から聞きに行こうぞ?」
「そうね…」
「メルメルメー!」
「……」
 一瞬間の間。二人の考えは恐らく一致しているだろう。
「一応…聞いてみる?」
 申し訳なさそうにティオが言った。
「ウ…ウヌ。ウマゴン、お主、赤ん坊がどこから生まれてくるか知っておるか?」
「メルメル?」
「ウヌ」
「メルメル、メル、メルメルメー」
「……」
「メルメルメー、メルメル、メー」
「……」
「メルメルメー!」
「……」
 予想されていたことだったが……
「ウヌゥ…わからぬのだ…」「(`・皿・´)カカカカカカカ」

「あら、ガッシュじゃないの」
 その声はガッシュを震えさせる。
「な、なんで私の後ろに隠れるのよ」
 あまりにも情けないその姿に、ティオが尋ねた。
「ウヌゥ、ナオミちゃんだけは勘弁なのだ〜」
「そこ!何二人でコソコソ話してんのよ!」
「ヌォォォォ……」
「泣くんじゃないの!」
 ナオミちゃんに相対したときのガッシュは心底情けなかった。
「ちょっとアンタ誰よ?」
「わ、私?私はティオよ。ガッシュの友達…」
「あ〜ら、アンタがティオ?」
「そ、そうよ」
「ガッシュがよく言ってるわ。すぐに手を出す強暴な女だってね」
「!!」
「ヌォォォォ!そんなこと言ってないのだー!」
 堪らずガッシュが抗議するが、二人の争いは止まりそうにも無い。
「それに、何?その髪?キャバ嬢のつもり?」
「(…きゃばじょう?)なによ!これは生まれつきよ!」
「生まれつき髪がピンクなんて、生まれつきえっちなのね」
「なんで私がえっちなのよー!」
 子どもの理論は時に飛躍する。この場合もその例に漏れなかったようだ。

「ヌォォ!ケンカはやめるのだぁ!」
 ガッシュがなけなしの勇気を振り絞って争いを鎮めようとした。彼にしては頑張った方である。
「ふん」
(この人、嫌い!)
 もっとも、このように二人はいまだ睨み合っているのだが。
「ところで、ナオミちゃん」
 仕方無しにガッシュが話をすり替えようとする。これもまた快挙である。
「なによ」
「赤ん坊はどこから生まれてくるか知っておるか?」
 例の質問だった。
「……」
「ナオミちゃん?」
 ナオミちゃんにしては珍しく、沈黙した。さすがに性教育も受けていないこのような年齢ではわかるわけもないだろう。だが、彼女にとってそんなのはプライドが許さなかった。
「あ〜ら、そんな事も知らないの?アンタ達?」
 あたかも知っているかのように振る舞った。
「ウヌゥ…」
「…(ムカッ)」
「アンタなんかに教えるもんですか!じゃあね〜」
 この後、ガッシュはティオの形相に恐怖を覚えることになった。

 二人はとぼとぼとアスファルトで舗装された道を歩いていた。
(ウヌゥ…さっきからティオが暗いのだ…)
「ねぇ…」
「な、なんなのだ!?」
 おもむろなティオの声掛けに、ガッシュが即座に答えた。ティオが続ける。
「私って…えっち?」
「ヌォ!?」
「やっぱりそうなの?」
 間抜けな話だが、ティオにとって深刻な問題だった。
「違う!違うぞ!ティオ!普通の可愛い女の子なのだ!」
「…ホント?」
 ガッシュがティオを元気づけようとなおも否定を続ける。
「ウヌ!ウヌ!とっても可愛い女の子なのだ!」
「……」
「どうしたのだ?顔が赤いぞ?」
「な、なんでもないわよ!」
 どこまでも歯がゆい二人だった。


 二人が見ててこちらが恥ずかしくなるような問答をしてからややあって、前方から一人の女の子がやってきた。
「あっ!ガッシュ君、ティオちゃん、こんにちは〜」
 女の子は見知っているガッシュとティオに気付いて、声を掛けてきた。
「ウヌ、こんにちはなのだ、スズメ!」
「こんにちは」
 恒例の挨拶をして、ガッシュは唐突に例の質問をした。
「スズメ!お主は赤ん坊がどこから生まれてくるか知っておるか?」
「え?うん。知ってるよ〜」
「何!?本当か!?」

 それはそうである。この年にもなれば性教育は受けている。
「どこから出てくるの?」
 ティオがはやしたてた。
「赤ちゃんはね、コウノトリさんが運んでくるのよ〜」
 おかしい……。この少女は性教育の授業は受けなかったのだろうか……。
 それは違った。
 彼女は性教育の授業の日も休まず学校に来ていた。だが、あまりにも純粋な彼女の思考はその衝撃的な真実を受け付けようとしなかった。そして、今もなおこの考えなのである。
「ヌォォ!なるほど!」
「へ〜」
 端からなら、じゃあ妊婦さんのお腹はどうなんだ、と問い質したい所だが、幼い二人にとってこの解答は信憑性があった。一様に納得する。
「では、どうすれば赤ん坊は出来るのだ?」
 これも素直な質問である。
 だが、スズメは性教育がその辺りに差し掛かる前に気絶していた。
 もっとも聞いていたとしても理解したとは思えないが。
「…わからないわ……」
「ウヌゥ…仕方がないのぅ…」

「誰なら知っておるかのう?」
「う〜ん……あれ?アレは…」
 二人が似たように腕組みをしながら歩いていると、遠くに一つの影が見えた。
「ヌ?恵ではないか」
「恵〜〜〜!」
 ティオが嬉しそうに駆け寄っていく。ガッシュもそれに続いた。
「あら、ティオにガッシュ君!」
「どうしたの?」
「早めに終わったから迎えに来たのよ」
「ふ〜ん。ねぇ、恵?聞きたいことがあるんだけど…」
「なぁに?」
「赤ちゃんはどうすれば出来るの?」
「!!……ど、どうして?」
 驚きを隠せず聞き返した。
「知りたいのだ!」
 子どものあくなき探求心はこんなにも憎らしい物だろうか。
「そう……えっと…」
「私にも出来る?」
「その……」
「どうすればいいの?」
(どうすればいいって…そんなこと……)
 ティオの質問にしどろもどろになり、たじろいだ。恵にはティオの無垢な質問をどうにもなだめようがなかった。
「わ、私、これから早めに清麿君の家に行ってティオを待ってなきゃいけないから…」
「え?」
 なんとも支離滅裂な言葉に、言った当人も困惑しているようである。そそくさと動きながら、
「だから早めに帰ってくるのよ〜!」
「あ!待ってよ!恵〜!」
「ウヌゥ…行ってしまったのだ」

「ここは?なんか木がいっぱいだけど…」
「ウヌ。植物園なのだ」
「ふ〜ん…」
 ガッシュに連れられるままに植物園にやってきた。ティオはキョロキョロと辺りを見回していた。
「ヌ?つくしがいたのだ!お〜い!つくし〜!」
「おう!誰かと思ったらガッシュか。ん?そっちの可愛いお嬢ちゃんは?」
「ティオなのだ。ティオ、この人はつくしなのだ」
 ガッシュが互いを紹介する。
「は、はじめまして…」
「はい、はじめまして。で、なんか用かい?」
「ウヌ。実は赤ん坊がどうやれば出来るのか知りたいのだ」
「知ってる?」
 普通ならしどろもどろになりどうしようか迷う所だが、この人は違った。
「(赤ちゃん?…ニョキ麿のことか…)もちろん。ん〜、一番簡単なのは、分かりやすく言うと…男の子(おしべ)と女の子(めしべ)がくっつけば赤ちゃん(種)は出来るよ」
 勘違いも甚だしいところである。だが、
「!!」
「ん?どうした二人共そんなに離れて?」
 二人が思う所は一つであった。
「……」
「ティオ?顔、真っ赤だぞ?」
「…ウヌゥ…つくし…赤ん坊が出来てしまったら、もう…う、生まれてしまうのか?」
「あ、あぁ、まぁな」
「……」
 つくしには二人の沈黙の意味の見当が全くつかなかった。

 ガッシュとティオは今帰路を辿っている。二人共うつむいたままで、その表情も暗い。
「ねぇ…ガッシュ…」
 ティオが重たげに口を開いた。
「私…私、どうしよう…」
「ウヌゥ……」
「赤ちゃん出来ちゃったら、私、私…」
「ティオ!」
 ガッシュが見るに耐えかねて、ティオの肩を掴んだ。つくしの解答はティオにとってよっぽど衝撃的な解答だったのか、少し瞳が涙に潤んでいる。
「心配するな!ティオは私が守る!責任は取るのだ!」
「!!」
 ティオが小さく息を飲む。ガッシュの大きな瞳は誠実だった。
「ティオ、結婚しようぞ!」
 ティオは目尻を抑えたまま小さく何度か頷いた。

 場面は変わって清麿の部屋へと移る。
 清麿の部屋は重苦しい沈黙に包まれていた。
「……」
(ガッシュ!なんでこんなに遅いんだ!)
(ティオ…早く帰って来てよ…)
(二人きりなんてよく考えたら初めてじゃねぇか…き、気まずい…)
(どうしよう…何を話せばいいんだろう…)
 清麿も恵も考えていることは同じようなことだった。思えばいつもティオやガッシュを介して自然に会話してきた気がする。
(と、とにかくこういうときは仮にも男のオレが話さねえと…)
(そうよ、恵!こういうときのためのアイドル稼業じゃない!頑張らなくちゃ!)
「あの・ねぇ……!!」
「あ!き、清麿くんからど、どうぞ!」
「い、いや、恵さんの方こそどうぞ!」
「えっと…その…」
「……」
 どこまでも古典的な二人だった。

───カチャリ
「!!」
 ノブが回るその音に、二人は振り向いた。
「ただいまなのだ…」
「あ、あぁ…(天の助けだ…)」
「おかえりなさい(よ、よかった〜)」
 二人の安堵が見て取れる。
「……」
「あら、ティオ?どうしたの?」
 ただならぬ雰囲気のティオに、恵が声を掛けた。
「私…私…」
「ティオ、いいのだ。私から話すのだ」
「ん?どうしたんだ?」
 容易ではない感触に清麿も向き直る。そしてガッシュは口を開いた。
「清麿、恵…私とティオは結婚することになったのだ!」
 一瞬の沈黙。
「ハァ!?」
 この反応はもっともな所だろう。
(いつのまにコイツら、そんな仲にまでなったんだ…)
 清麿が困惑するのを余所に、恵は事情を聞き出そうと思った。
「ど、どうしたの?な、何があったの?」
「あの…その…赤ちゃんが…」
「赤ちゃんが?」
「赤ちゃんが出来ちゃったの……」
 恵は砂城が崩れるように意識が遠退くのを感じた。

「ど、どういうこと!?」
 ようやく落ち着き払った恵が再度問い質した。
「だから赤ん坊が出来てしまったのだ」
(お前達…オレでさえファーストキスでさえもまだなのに…)
 清麿は見当外れなことでさえ考えている。一方恵は、そこは女性で、落ち着き、なんとか事を運ぼうとしていた。
「ホントに出来ちゃったの?」
「うん…たぶん…」
「ど、どうやって?」
 肝心の質問をおそるおそる聞いてみた。
「私とガッシュが手を繋いだから…」
「は?」
「ちょ、ちょっと待って!手を繋いだだけ?」
「うん……」
「なぁんだ…」
 ティオの説明に清麿も恵も明らかに安堵の表情を見せた。
「なによー!」
「あのなぁ、ガッシュ、ティオ…」
「ちょっと待って清麿くん!」
「へ?」
 恵は何を考えてか「面白そう」と思っていた。
「まぁ私に任せて!」
 悪戯っぽく微笑んで見せ、ティオとガッシュに向き直った。
「ウヌゥ…なにをコソコソ話しておるのだ?」
「ううん。なんでもないわ。ところでガッシュくんにティオ?」
 二人が同じように首を傾げた。

「結婚するなら、“儀式”をしないとね」
「ぎしき?」
「そう!つまり、二人でこれから一緒に暮らしていきますっていう、その誓いの…」
「誓いの?」
「くちづけよ」
「!!」
 ティオが驚き、呆然となった。「ウヌゥ?なんなのだ?」
「わかりやすく言うと、チューよ、チュー」
「ヌォ!?」
 ガッシュもティオと同様になった。
「キ、キスしなきゃ、だ、駄目なの?」
 動揺しながらティオが再度確認するように質問した。
「えぇ」
「わ、私が、ガ…ガッシュと?」
「えぇ」
 恵の答えはあまりにも簡単だった。
「うぅ……わ、わかったわ…」
 ティオが小さく肩を落とし、諦めたように呟いた。
「おぉ!?」
 清麿の歓声があがった。彼も乗り気である。
「さ、ほらこっちきて。ガッシュくんもほら、逃げないの」
 ティオを手招いて清麿のベッドの上に座らせる。そして逃亡を謀ろうとしたガッシュの襟首をひっ捕まえた。
「ウヌゥ…しかし…」
 いまだ了承しないガッシュの前に清麿が来て言う。
「なぁ、ガッシュ…男はな、こういうときは堂々としているもんなんだぞ」
「だが…」
「じゃあティオが嫌いなのか?」
 その言葉にほんの少し、ガッシュの背後に位置するティオが揺れ動いた。

「そ、そうわけではないのだが……」
「だったら覚悟を決めて行ってこい」
「ウヌゥ…わ、わかったのだ…」
 恵が、清麿くんナイスよ、と心の内で叫んだ。

「し、仕方ないんだからね…」
「ウ、ウヌ…わかっておるのだ……」
 清麿のベッドの上で二人は向き合い、言い訳地味た討論をしていた。
「さ、二人とも、準備はいい?」
「う…うん…」
「ウヌゥ…」
「じゃあどうぞ」
 恵の合図で二人は互いの眼を見た。
「で、では、ティオ…ゆくぞ…」
「うん」
 ティオが手を合わせて胸に置き、瞼を閉じた。応えてガッシュがティオの肩に手を置く。
(おぉ!!ついに!)
(ビデオ持ってくればよかったー!)
 清麿と恵は全くに楽観的に鑑賞していた。
 二人の距離が縮まった。
「ん…んむぅ……」
 唇に押し付けられる唇の感触に、ティオが眉をしかめ、呻いた。
「ヒソヒソ(キャー!ホントにやっちゃったわよ!清麿くん!)」
「おおぉ!」
 この二人も興奮状態にあるようである。

「んむ……ぷぁ…はぁはぁ…」
「…はぁはぁ…」
 時間にして5秒も無かっただろうか。弾けるように離れ合い、二人ともベッドに崩れた。
「どうだった?ガッシュくん?」
 にやけながら恵が聞いた。少々狼狽したガッシュが顔を上げた。
「ウ、ウヌ…や、柔らかかったのだ」
「バ、バカッ!」
 ガッシュの無粋な言葉にティオが即座に反応を示し、真っ赤な顔で抗議した。
「そういうティオはどうだったの?」
「!…そ、それは……」
 虚を突かれ、ティオは言葉を続けられなかった。
「と、とにかく、これでいいんでしょ!」
「何が?」
「だ、だから…結婚よ!」
「あ〜、それ…」
 恵が思い出したように言った。そして全く申し訳なさそうにない顔で申し訳なさそうにする。
「えっと、なんていうか…あなたたち、赤ちゃんなんか出来てないわよ」
 ややあってから、ガッシュとティオは同時に叫んだ。

「だから赤ちゃんはまだ二人には出来てないの。ね、清麿くん?」
「あぁ。手を繋いだくらいじゃ赤ちゃんは出来ん」
「じゃ、じゃあキスは…」
 もっともな質問である。
「へ?なんのこと?」
 恵のとぼけた返事はティオの眉を釣り上がらせることになった。
「恵ぃ!騙したわね!」
 ティオがいきり立ち、恵に襲いかかろうとする。対象的に恵は冗談っぽく笑っていた。
「あら、いいじゃないの。大好きなガッシュくんとチュー出来たんだから」
「わーーー!恵!余計な事言わないでよ!それに嬉しくなんか…」
「フフフ、チューした後のティオ、とってもポーってしてたよ」
「!!…ああん!もういい!私帰る!恵のバカァ!!」
 言い負かされ、どうにも恥ずかしい思いをして、ティオは頬を真っ赤に染めたまま、逃げるように清麿の部屋を飛び出して行った。
「あぁ!コラ、ティオ、待ちなさいって!じゃあ、清麿くん、ガッシュくん、私も帰るね」
「あ、あぁ…」
「じゃあ、また今度!ほら、ティオ!待ちなさ〜い!」
「……」
 まるで嵐のように女性群が去り、辺りに静けさだけが充ちる。

「なんかスゴかったな…」
「ウヌ…」
 二人の素直な感想だった。
 清麿がガックリとうなだれベッドに寝そべると、ガッシュも身を倒した。
「それはそうと初めてのキスはどうだった?」
「ウ…ウヌ?…なんだか柔らかくてよくわからなかったのだ」
「そうか…まぁよかったな」
「ウ、ウヌ……」
 残された男性群は、なんだかよくわからない感傷にひたすら浸っていた。



「そうだ、清麿!では、結局赤ん坊はどうすれば出来るのだ?」
「う…それは……」
 この後清麿がまた逃げたのは言うまでもない。



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