前スレ832改め「だいふく」 @65


ある日の昼下がり―。清麿が部屋で本を読んでいると、ピンポ〜ン♪と、玄関のチャイムが鳴った。
「…そういえば、今日はガッシュも母さんもいないんだっけ。」
清麿は玄関に向かい、ドアを開ける。
すると、そこには制服姿の恵がいた。
恵は「ふふ…来ちゃった!!」と、微笑みながら言うが、その微笑みはどこか憂いを帯びているような気がする。
しかし、恵が来てくれたということはとても嬉しい。とりあえず、清麿は恵を迎え入れる。
「今日は仕事が早く終わったの!!だから夜までゆっくりできるわよ。」
「あれ…?ティオは?」
「来る途中でガッシュくんと会ったから、一緒に遊びに行ったわ。今日は清麿くん、一人でいたの?」
「ああ。母さんはパートに出掛けてていないから…。」
「じゃ…今日は二人きりなのね!!」と恵は清麿に抱きつきながら言う。
「恵さん…!!」
清麿は、顔を赤くしながらも恵の温もりや香りを感じて幸せな気持ちになる。
清麿の部屋で二人は寄り添いながら談笑する。談笑の合間にはどちらからともなくキスをした。
清麿は恵と談笑をして確信する。
やはり、今日の恵にはどこか翳りがある。いつもの恵ではない。
―何かあったのだろうか。清麿は思い切って聞いてみることにした。

「恵さん…。何か嫌なことでもあったの?」
「えっ!?どうして!?」
「何だか元気がないっていうか…いつもの恵さんとどこか違うような気がしたから…。」
恵は数秒の沈黙ののち、口を開いた。
「普通にしてたつもりなんだけど…やっぱり清麿くんには分かっちゃったのね。」
「何があったの!?」
自分は年下ではあるが、何かあった時は頼ってほしい。恵の支えになりたいと清麿は思う。
きっと、仕事で何か嫌なことでもあったのだろう。誰かにセクハラでもされたのだろうか。
『その時はそいつにザケルを食らわせてやる…!!いや、バオウ・ザケルガでもいいな』
清麿がそんなことを考えていると、恵は泣きそうな顔で口を開いた。
「あのね…。夢を見たの。とっても悲しい夢…。」
「へっ!?」
予想していた答えと違う返答が返ってきたので、清麿は間の抜けた声を出してしまう。
「清麿くんが、私なんかいらないって言って他の女の子のところに行っちゃう夢…。」
「えっ……!?」
「アイドルなら男には困らないだろ、って…。」
「夢の中の俺はそんな酷いことをしたのか…。」
「ううん。たかが夢だし、清麿くんがそんなことする人じゃないっていうのは分かってる。でも…。もし…清麿くんを失ったらどうしようって考えちゃうと不安でたまらなくなるの…」

話しているうちに恵の瞳から涙が溢れてくる。
「清麿くんが大好きだから、ずっと一緒にいたいの。ずっと…」
涙を流す恵を見ていると清麿はたまらなくなり、恵を抱きしめ口づけた。
「ふ…んふっ」
恵が息を漏らす。清麿は、自分の愛情を恵に知らしめるかのように、熱く激しい口づけをする。
唇を離すと、清麿は恵の目を真っ直ぐ見つめながら言った。
「俺も、ずっと恵さんと一緒にいたい…。ずっと守りたいんだ。」
そして、清麿は恵をベッドへと押し倒した。
「恵さん…。好きだ…」と言い、清麿は再び恵に口づける。
清麿の舌が、恵の口内に侵入する。

くちゅ……くちゅ……

濃厚なキス。部屋には二人の吐息と水音しか響いていない。

長い長いキスの後、唇を離す。恵の目は、泣いていたせいもあり、すごく潤んでいる。
「恵さん…」
清麿は恵の耳元で囁きながら、恵の耳にふっと息を吹き掛ける。
すると、恵の身体がぴくりと反応する。
そのまま耳を舐めてみる。
「ひゃ…あっ、やぁ…」
その後、清麿は恵の首筋を攻めた。
「あっ…はぅ…ひぁっ…」
清麿の舌が首筋を撫でるたびに恵は甘い声をあげた。
清麿は服の上から恵の乳房に触れた。
暖かくて、柔らかい。

「清麿くん…。」
恵は自らブラウスのボタンを外していった。ブラジャーに包まれた恵の乳房が露になる。
「な…恵さん!?」
突然の恵の行動に清麿は驚いた。
「清麿くんには私の全てを知ってほしいから…。私の全てを愛して欲しいから…」
潤んだ目をして懇願する恵を見ると、放っておけないと思う。守ってあげたいと思う。……抱きたいと思う。
「…恵さん!!」
恵が愛しい。もう、止めることはできない。
清麿は恵のブラジャーをずらした。雪のように白い肌。豊満な乳房の頂には桃色の蕾が息づいている。
清麿は女性の乳房を生で見るのは初めてである。
たまらなくなり、ゆっくりと乳房を揉み始めてみる。
「あ…。」
恵は恥ずかしさのあまり身をよじった。
恵が甘い声をあげ始めた。それと同時に乳首が硬くなってきている。
清麿が硬くなった乳首にそっと触れてみると、恵がびくっと体を震わせた。
「ご…ごめん!!痛かった?」
「ううん…。大丈夫だから、続けて…。」
恵に言われ、清麿は愛撫を再開する。
乳首をそっと摘んでみた。また、恵の体がびくっとしたが、そこには甘い吐息も加わっていた。
「はっ…うぁっ…」
清麿は恵の乳首を口に含んだ。
わざと音をたてながら吸ってみたり、舌で転がしてみたり、甘噛みしてみたりする。

「あっ……ぁ…だめ…はぁっ……。」
その度に恵は切ない声をあげた。
そして、清麿の手は恵のスカートの中―。恵の秘部へと伸びる。
そこは、ショーツ越しでもはっきりと分かるくらいに濡れていた。
「濡れてる…。」
清麿が言うと、恵は顔を真っ赤にした。
ショーツの上から秘部を愛撫すると、さらに潤いが増したような気がした。
思い切ってショーツの中に手を滑り込ませ、直接秘部を弄んでみる。
「やっ…!!そんなとこ、汚いよ…。」
清麿はそう言う恵を無視して、なおも秘部を弄び続ける。
ぬるぬると指が滑っていく。
力を入れ過ぎないように、優しく秘部を弄ぶ。
くちゅくちゅといやらしい音が部屋中に響く。
恵の体が快感にうち震える。愛液もとめどなく溢れている。
清麿の指がクリトリスに触れると、恵はひときわ大きく喘いだ。
「あぁ…っ!!」
乱れる恵を見ているうちに、清麿も我慢できなくなる。
「恵さん…俺…」
恵は清麿が何を言いたいのかを察し、「うん…来て…。私のはじめてを、清麿くんに貰ってほしいの…。」と囁いた。
清麿は恵の脚をM字型に開き、恵の秘所をまじまじと見てみる。
薄い茂みに覆われた恵の秘所は、清麿の愛撫によってとろとろに潤っていた。
「…こんなに脚、開かないとだめなの…?」
恵が恥ずかしそうに尋ねた。

お構いなしに、清麿はズボンのファスナーを開け、固くなったモノを露わにした。
「おっきい…。」
恵は目を真ん丸にして呟く。
清麿は自分のモノを恵の入り口にあてがった。
「入れるよ…。」
「うん…。」
清麿は、恵の中に押し進んでいった。中へ進んで行くたびに、頭がじんと熱くなっていく。
「痛…っ…あ……ぁ…」
恵は、自分の中に初めて男性が入ってくる痛みに耐えている。目からは涙がこぼれていた。
そんな恵の様子に気付いた清麿は大いに焦った。
「恵さん…!!ごめん!!抜くよ!!」
「だめ!!…やっと清麿くんとできたんだから…。お願い。最後まで続けて…。」
そんな恵が愛おしい。だから、恵の願い通り、最後までしなくてはと思った。
狭い穴を広げていく感覚にぞくぞくと震えながら、清麿は恵の中に自分のモノを全て収めた。
恵の中は暖かく、きゅうきゅうと絡み付いてくる。さらに、断続的に清麿のモノを締め付けてくる。
「全部…入った…。」
恵は苦痛の表情を浮かべているが、清麿と一つになれたことが嬉しくて笑顔を作ってみせる。
「清麿くん…嬉しい…。」
「動いても大丈夫…?」
「うん…ゆっくりなら…。」
清麿は、ゆっくりと腰を動かし始めた。その度に痺れるような快感が体中を駆け巡る。
「恵さん!!」
「うぁ…はっ…」

恵も初めは痛みしか感じなかったが、次第に快感を感じられるようになってきた。
清麿の腰の動きがだんだんと激しくなっていく。
「あぁっ…!!はっ……やっ…」
清麿が恵を突くたびに、ぐちゅぐちゅと卑猥な水音がし、恵の豊満な乳房がゆさゆさと揺れた。
そして、清麿は限界に達しようとしていた。
「恵さん…俺…もう…」
「清麿くん…!!清麿くん!!」
恵の締め付けが一層強くなった。その快感が引き金となり、清麿は絶頂を迎える。「うあぁぁぁ…!!恵さん!!」
清麿は恵から自分のモノを引き抜いた。それと同時に、清麿の欲望が放出される。
清麿の欲望は恵の胸、腹、制服を汚した。
清麿はしばらくはぁはぁと息を荒くして絶頂の余韻に浸っていた。
ふと我に返ると、恵に自分の精液がたくさんかかってしまっていることに気付き、焦った。
「恵さん…!!ごめん…!!」
「ううん、大丈夫…。」

しばらく時間がたち二人が落ち着いた頃、恵は清麿を見つめながら囁いた。
「清麿くん…。」
「ん?」
「大好きだよ…!!」
「うん…。俺も…。」
「…他の女の子のこと、好きにならないでね…。」
「もちろんだよ…!!」
「これからの魔物の戦いも、協力しあって頑張ろうね!!ティオかガッシュくんを王様にしようね!!」
「ああ!!」

「私のこと、お嫁さんにしてくれる?」
「うん!!…って、えぇ!?」
「今、確かにうんって言ったよね〜。ふふ、プロポーズされちゃった♪」
恵は茶目っ気のある笑顔を浮かべながらおどけてみせる。
清麿は顔を真っ赤にしながらも何かを呟いた。
「……から」
「えっ?」
「俺と恵さんは、ずっと一緒なんだからな!!」
そう言いながら、清麿は恵を抱き寄せた。
恵は、そんな清麿を可愛いと思いながら。愛しいと思いながら。とびきりの笑顔で「うん!!」と答えた。


〜おしまい〜


〜おまけ〜

「ごめん…。制服、汚しちゃったね…。」
清麿が申し訳なさそうに呟いた。
「ううん、平気!!気にしないで。」
「でも、すごく目立っちゃってるし…。」
恵の制服である紺のスカートには、きちんと拭いたにもかかわらず、清麿の精液の跡がしっかり残ってしまっている。
「とりあえず、シミ抜きすれば目立たなくなるし、後でクリーニングに出すから大丈夫よ!!」
「もし、それをティオとかに見られたら何て言うの?」
恵はしばし考える。
「う〜〜ん…。……あ!!いい言い訳、考えついちゃった!!」
「何?」
「木工用ボンド、こぼしちゃったっていうの…ダメかな?」
「どこから木工用ボンドが!?さすがにそれは無理があると思う…。」
「そうかな〜?」
「だったらヨーグルトをこぼしたという言い訳の方がいいんじゃないか?」
「いや、木工用ボンドの方がいいわよ!!」
『何で恵さんは木工用ボンドにこだわってるんだ!?』
この調子で、清麿と恵はガッシュとティオが帰ってくるまで議論しあったそうな…。



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