前スレ28 @136


元ネタ>前512@Part.4-826
(4)清麿はガッシュが王様になった事を、しおりに報告に行く。
  思い出話に花が咲き…。

※注※
・ノーマルスレ等で見たブラゴとコルル兄妹説を元にして書いています。
・まるかじりブック、アニメオリジナルの話が含まれてます。


魔界の王を決める戦いが終わってから数ヵ月後…。
清麿はガッシュが王になれた事を伝える為にしおりの家に向かった。
しおりはガッシュが「やさしい王様」を目指すきっかけになったコルルの本の持ち主だったから…。
王を決める戦いが終わった事を話すとしおりは清麿を部屋に迎えてくれた。
ベッドをイス代わりにして座り2人は話し始めた。
「じゃあ、ガッシュくんはやさしい王様になれたのね?」
「ああ…あいつは本当によくやったよ…」
「良かった…本当に…」
しおりは部屋にあるティーナに目を向けた。
「あの人形は…」
「ええ、大事にとってあるの。コルルがいつ戻って来てもいいように…」
「俺もガッシュが帰って来たら新しいバルカン作ってやるかな…それにしてもよく出来てるな…」
「ありがと。あれ、私が作ったのよ。コルルと一緒にね」
「えっ!俺てっきり店で買ったんだと思ったよ。服とかも良く出来てるし」
「服は私のを使ったの。ふふ、一週間かかったけどね」
「店で買ったかのような一週間かけた手作り…そうか、やっとわかったよ」
「何が?」
「初めてバルカン作ってやった夜、ガッシュがバルカンを作り直してくれって泣きながら頼んで来たんだよ。
ティーナのように自信を持ってバルカンを紹介したいとか言ってたんだ」
「あ!それであの時ガッシュくん落ち込んでたんだ…」
「今思えばバルカンとティーナがあの2人が出会うきっかけになったのか…」
「そうね。でも、あの時の夜か…」
しおりの表情が暗くなったのを見て、清麿は思い出した。
あの夜のニュースで言っていた通り魔事件の犯人が凶暴な別人格のコルルだった事を…。
「ご、ごめん!俺…」
「ううん、気にしないで。それより、ガッシュくんが王様になるまでどんな事があったか教えてくれる?」
「ああ、お安い御用さ…」

清麿はしおりにコルルが魔界に帰ったあの日からの事を簡潔に話した。
あの日から始まったやさしい王様を目指す戦いの日々を…。
共にやさしい王様を目指す仲間達ができた事。
優しい魔物とパートナーの別れを多く見て来た事。
争いたくない魔物と人の心を操って無理矢理戦わせたゾフィス率いる千年前の魔物との戦い。
絶対に避けられなかった宿敵バリー、ゼオンとの戦い。
そして王を決める戦い最後の敵ブラゴとの最終決戦…。
それら一通りを話し終えた後、しおりが声をかけた。
「聞きたい事があるんだけど…いいかな?」
「ああ。俺が答えられる事なら何でもどうぞ」
「公園でガッシュくんが落ち込んでる時があったけど、あれは?」
しおりは公園で落ち込んでいるガッシュを元気づけた事がある。ロップスと本の持ち主アポロと戦う前の事だ。
ガッシュと清麿がしおりが両親と仲良くやっている事を知った時でもあった。
「あの時はいきなり強敵と戦うはめになったから…最初は戦う気が無いとか言ってたのに…」
「あの後どうなったの?」
「引き分けになって、あいつらとは友達になれたんだ」
「そうだったんだ…」
「あの時はありがとう」
「ううん、いいのよ。あ、そう言えば…」
「どうしたの?」
「これはコルルから聞いた事なんだけど…」
「コルルから?」
「ええ、お兄さんがいるんですって…清麿くんは知ってる?会った事は?」
清麿はこの質問は絶対に来ると予測していた

「ああ、知ってるし会った事もあるよ…はは…」
清麿の頭の中にブラゴの顔が思い浮かんだ。
「本当!?良かった、気になってたの」
「その前に、しおりさんはコルルからどの位聞いてるの?」
「え〜と…年が離れてて無口で、コルルがいじめられてる時は必ず助けてくれた…これくらいね」
「そ、そう…(凄え簡単に想像出来る…むしろコルルをいじめた奴等の方が気の毒だ…)」
清麿はガッシュと共にティオとキャンチョメから聞いた事を思い出した。
ブラゴの妹と知らず、コルルをいじめてブラゴに叩きのめされた奴等ばかりだった事…。
いつしか魔界ではコルルをいじめると言う事はブラゴを敵に回すのと同じ意味になった事を…。
「きっと優しいお兄さんなのね…もしかしてさっき言ってたウォンレイって人がそう?」
「いや、俺も知る前はそうじゃないかなって思ったけど違うんだ…」
清麿はやっぱりな…と思った。しおりがコルルの優しい兄=年が離れてて無口で強い人ならウォンレイを想像しても不思議じゃない。
「そう…じゃあ、ダニーって人?」
「いや、ダニーは確かにいい奴だけど明るくてよくしゃべる奴だったから…」
短い時間だったが、ガッシュの兄貴分だったダニー…だが、彼じゃない。清麿にとっては、ブラゴよりは彼の方が納得出来たが。
「ふ〜ん、違うんだ…じゃあ、教えてくれる?お兄さんの事…」
「名前はブラゴ。その強さは魔界で名を知らない者はいないくらい有名で、王を決める戦いの優勝候補と言われた魔物だ…」
「ええっ!!ブラゴって…最後に戦った相手でしょ?その人がコルルのお兄さん!?ど、どんな人なの?」
「コルルとは全く正反対だな…強い奴と戦う事が好きだし…凄い迫力でみんなあいつを怖がってたし…」
「そ、そうなの?で、でも一緒にやさしい王様を目指してくれる仲間だったんじゃないの?」
「いいや。ゾフィスの時は結果的にそうなったけど、一緒に戦おうと誘った時は断られたよ…」
「ず、随分イメージと違うわね…一度会ってみたいわ…」
「会えたら絶対に驚くよ…顔もコルルとは全然似てないから…」
しおりがブラゴの顔見たら気絶するんじゃないか?と清麿は思った。

「でも、そんなお兄さんがいるならコルルも大丈夫よね?」
「ああ、ガッシュ達もいる。絶対に大丈夫さ」
「でも羨ましいな…コルルが本当の妹で、あの子を守る事が出来る力を持つお兄さんが…。
私はコルルを守れなかった…せめてあの子の術があんなのじゃなかったら…もっとコルルと一緒にいられたのに…」
しおりの目からぽろぽろと涙がこぼれ始めた。
「しおりさんの言う通りだ…例えばティオみたいに皆の傷を治す術とか…」
「ふふ、優しいコルルにピッタリの術ね…なのに、どうして…うっ…ううっ…」
しおりの涙は止まらなかった。両手で顔を覆っても指の間からぽろぽろとこぼれ落ちる。
清麿が知っている優しい魔物の本の持ち主の中で、一番納得出来ない別れをしたのは間違い無くしおりだろう。
しおりを悲しませる元凶、コルルに与えられた別人格…ある意味今まで戦った敵の中で最低の魔物だった。
見境無く人間を襲う凶暴な性格で、コルルを守りたいと言うしおりの優しさを利用して術を増やし、
何より一番酷いのはコルルの体を乗っ取っているので倒す事が出来なかった事だ…。
その姿はどことなくブラゴに似ていた…が、ブラゴにそんな事を言ったら命の保障は無いだろう…。
もしも奴をコルルから分離させる事が出来たなら…力一杯その顔をぶん殴ってやりたいと思った。
だが今は目の前で泣いているしおりの悲しみを少しでも癒してあげたいと思った。
「しおりさん…」
「えっ?あっ…」
清麿はしおりを優しく抱き締めた。
「しおりさん、泣かないで。あの別の人格はきっと消えてなくなっているさ…」
「でも、もし残っていたらコルルはずっと苦しみ続ける…そんなの私耐えられない…」
しおりは両手を清麿の背中に回してしがみ付いた。
「ガッシュ達が必ず何とかしてくれるさ…あいつらが、そんな事絶対許すはずがない…」
「そうね…そうよね…」
「そして、別の人格を与えやがった奴を必ず倒してくれる。俺はそう信じている…」
「うん…ありがとう…」
「だから、そんなに悲しまないで…」
「うん…」


しおりがだいぶ落ち着いて来ているのにほっとして気を緩めたその瞬間、清麿は自分の今の状況に気付いた。
自分から抱き締めたとはいえしおりが清麿に抱きついているという状況に。
しおりの髪からシャンプーの良い香りが清麿の鼻腔をくすぐる。
しっかりとしがみ付かれて女性特有の柔らかな体、特に胸の感触が清麿の体に伝わる。
清麿は自分の下半身のモノが大きくなっていくのを感じた。
「(うっ…こ、こんな時に俺は何を考えているんだ…冷静に、冷静になるんだ…)」
清麿は必死で本能を理性で押さえ込む為に、目を閉じて数式や論文の内容を頭に浮かべた。
その甲斐もあってか、モノの大きさが戻っていくのを感じ取れた。
「ねえ、清麿くん…お願いがあるの…」
「な、何かな?お、俺が出来る事なら…」
ずっと黙っていたしおりが突然声をかけて来た。少し慌てながらも清麿はすぐ目を開けた。
しおりは顔を上げて清麿の顔を見つめた…その目はまだ少し涙で潤んでいる。
「私を…抱いて欲しいの…」
「なっ!?い、いきなり何を言うんだ?」
「私じゃ…嫌かな?」
「い、嫌とかそういうんじゃなくて…その…本当にいいのか?俺で…」
「いいよ…こんな事、あなたにしか頼めないから…ガッシュくんを王様にする為に頑張っ
て来たあなたにしか…」

「わ、分かった…」
「ありがとう…でも私、本とかで知ってるけど…初めてだから…優しくしてね…」
「だ、大丈夫。俺がリードするから…まずは服を脱いで…」
「う、うん…」
しおりは緊張しながらも服を丁寧に脱ぐ。
ピンクの下着に包まれたしおりの体が露になる…豊満な胸、細い腰、丸みを帯びたお尻、むっちりとした太股…。
しかし清麿が最初に目にしたのは別の場所だった。
「良かった…肩の傷が無い…」
「うん、なんとか跡は残らなかったの…」
別人格のコルルを止める時に爪で切り裂かれた箇所…しおりの左肩に傷跡が無いのを見て清麿はほっとする。
「綺麗だ…とても…」
「やだ…恥ずかしい…」
清麿はそう言ってしおりをベッドに押し倒してキスをする。清麿の舌がしおりの口内に侵入し、しおりの舌と絡み合う。
「ん…ん…」
清麿は唇を離してややぎこちない手つきでブラジャーのホックを外すと、しおりの豊満な乳房が露になる。
「(しおりさん、着やせするタイプなんだな…)」
ゆっくりと乳房を揉み始める。揉むたびにしおりは反応し体をくねらせる。
「あっ、はあっ…」
桃色の乳首が硬くなっているのを確認して清麿は乳首を口に含み吸い付き、舌で転がし、時々甘噛みする。
左手でもう片方の乳首を指と指の間で挟んだまま乳房を揉む。
「あっ…あ…ふあっ…」
清麿は唇を離してしおりのパンティーに手を伸ばし、丁寧に脱がせた。しおりの秘所が露になる。
「やっ…」
しおりは恥ずかしくなり脚を閉じて秘所を隠す。しかし清麿はしおりの脚をM字型に開いて秘所に顔を近づける。

「恥ずかしい…あんまり見ないで…」
「駄目だよ、ここをじっくり濡らさないといけないんだ…」
清麿はしおりの割れ目を舌で舐める。割れ目から愛液が溢れどんどん濡れていく。
「ああっ…ふ、ああん、くうっ…」
指を使うと処女膜を破いてしまう恐れがあるので舌だけでじっくりとしおりの秘所を濡らす。
清麿は顔を秘所から離し、ズボンのファスナーを外してすっかり硬くなったモノを露にした。
「それが…私の中に入るの?」
「ああ。じゃ、行くよ…力を抜いて…」
「うん…」
清麿はしおりの中にゆっくりと自分のモノを入れていく。やがて清麿のモノがしおりの中の奥まで入った。
「うっ…痛…いっ…くうっ…」
痛みからしおりの目から涙が浮かぶ。
「だ、大丈夫!?抜こうか?」
「大丈夫…続けて…お願い…」
「わ、分かった…ゆっくり動かすから…」
「うん…」
清麿はそう言ってゆっくりと腰を動かす。最初は痛がっていたしおりの声が段々喘ぎ声に変わってゆく。
その声に刺激され、清麿の腰の動きも段々早く、激しくなっていった。
突く度にしおりの乳房が揺れて、しおりの内部が清麿のモノを締め付ける。
「あっ、あん…ふあっ、ああ…うっ、わ…たし…も…だ…め…」
「お、俺も…くうっ!!」
清麿は絶頂と同時に自分のモノをしおりの中から抜いた。
それと同時に白濁の液体が放たれ、しおりの胸と腹の部分を汚した。
「はあっ…清麿くん…熱い…」
「ご、ごめん!すぐ拭くから!」
清麿はティッシュで丁寧にしおりに付いた精液を拭き取った。


しばらくして、動けるようになったしおりが服を着てから清麿の方を見る。
「ありがとう…慰めてくれて…」
「い、いや…そんな…」
「少しの間、嫌な事忘れられたしね」
「しおりさん、コルルの事なら大丈夫さ。絶対…」
「うん。ガッシュくんや、お兄さん達を信じるわ…」


   〜一週間後〜

しおりは公園に来ていた。今日は誰もいなくてとても静かだ。
「(コルルと一緒に遊んだ所って、家とここだけだったな…)」
しおりはよくこの公園に来ていた。
しおりが学校へ行っている間、コルルがさびしくないように作ったティーナ…そのお礼にコルルが花の冠をくれた場所…。
そして、コルルが魔界に帰った場所…。
「(どうしてるかな…もしかしたら戻って来るかもしれない…けど…)」
やっぱり戻って来ないのかな…そう思いながらしおりは公園内を歩いていた。
そんな時、しおりの目に見覚えのある後ろ姿が見えた。


「こ、コルル…?」
「えっ?しおりねーちゃん…?」
それは間違い無くコルルだった。しおりの声に反応してコルルが振り返った。
その声を聞いてすぐにしおりはコルルに駆け寄り、抱きしめた。
「コルル!」
「ねーちゃん!」
コルルの温もりがしおりの体に伝わる。しおりはこれが夢じゃないと理解した。しおりとコルルの目には涙が溢れ出ていた。
「コルル…会いたかった…でも、どうして戻って来れたの?」
「ガッシュのおかげなの…魔界と人間界を行き来出来るようになったの…」
「じゃあ、これからはずっと一緒にいられるの?」
「うん…そうだよ。ねーちゃんも魔界に行けるよ…」
「嬉しい…でも…また、あの別の人格が出て来たら…」
「もう一人の私ならもういないよ…」
「本当なの?」
「うん。ガッシュとお兄ちゃん達が助けてくれたの…」
「じゃあ、清麿くんの言う通りになったんだ…良かった…本当に良かった…」
「うん…」
「じゃ、家に帰ろ。ティーナも、コルルを待ってるわよ」
「本当!?うん!」
「よし、そうと決まればおぶさりな」
しおりはしゃがんでコルルに背中を向ける。
「いいの?」
「もちろんよ!家まで走ったげるわ。今日は飛ばすからしっかりつかまってなよ!」
言われた通りコルルはしおりの背にまたがり、しおりにしっかりしがみついた。
「GOー!」
「キャアッ!」
いつの間にか2人の涙は止まっていて幸せな笑顔に変わっていた。


終わり。

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