ノワール(前スレ28) @402


※シチュリクを元に作られたSSです。

ゾフィスと石版魔物達との戦いが終わった後、レイラはアルベールと一緒に暮らす事になった。
しかし、レイラには悩みがあった。アルベールが出かけている間、彼の部屋で遊んでいて偶然見つけた本を見て出来た悩みが…。
(はあ…この体じゃ駄目だわ…)
アルベールの部屋のベッドに腰掛けて幼い自分の体を見て1人ため息をつくレイラ。
(あんな体になるには何年かかるのかしら…でももう待つのは嫌…アルを待たせるのはもっと嫌…)
いくら両思いとは言え、子供の自分と青年のアルベールとの年齢差は大きかった。
アルベールは気にしないだろうが、自分にはとても耐えられなかった。
(早く大人になりたい…アルと本当に愛し合える体が欲しい…)
千年間石にされた事が無駄じゃなかったと心から言える真のパートナーでもある彼の事を想いながらレイラは心の中で強く願った。
そんな時、帰って来たアルベールが部屋に入って来た。
「ただいま、レイラ。ここにいたのか」
「アル!」
アルベールの顔を見たその瞬間、レイラの青紫色の本が強い光を放った。
「本が光った…しかもとても強い輝き…」
アルベールは本を持ってページを開く。
「レイラ!新しい術が出てるぞ!」
「えっ!?」
本の新しいページには『ミグルク』と書かれていた。

「アル!早くその呪文を唱えて!」
アルベールの足元に駆け寄り新しい術を使うように頼むレイラ。
「何言ってるんだよ、どんな術かも分からないんだぜ?」
「大丈夫よ、清麿達に聞いた事あるの。自分が願った事が新しい術になった事があるって…」
「じゃあ、この術はお前が願った事が術になって現れたのか?」
「そうよ、だからここで唱えても大丈夫よ。だからお願い、アル…」
「分かった…ミグルク!」
アルベールが術を唱えた瞬間、レイラの体が光り輝き始めた。その光の眩しさにアルベールは思わず目を閉じる。
「アル…」
「レ、レイラ!?…お前…その姿…」
レイラの声を聞き、アルベールは目を開けてレイラの方を見て驚いた。目の前に16歳くらいに成長したレイラが立っていたからだ。
「だから大丈夫って言ったでしょ?これが私が願った事よ」
「どういう事だ?」
「私…早く大人になりたい…あなたと本当に愛し合える体が欲しいって思ったの…そしたら術が出たの…」
「そうか…でもオレはお前が普通に大きくなるまで待てるぜ?そんな事気にしてたのか…」
「あなたならそう言うと思ったわ…でも私はあなたを待たせるのが嫌なの。何年かかるか分からないし…。
それに、もし本が燃えてしまったら…その待つ時間そのものが無くなってしまう…」
「そっか、そうだな…現代の魔王候補に間違われて戦いを挑まれるかもしれないしな…」
「だから今の私にとってはこれほど…嬉しい力は無いわ」
「レイラ…」
「ねえアル…どう?この体…」
アルベールは成長したレイラを改めて見た。

髪型は特に変化は無いが服はレイラの体に合わせて大きくなっていて、三日月模様が腹部あたりにある。
アルベールより7〜8cm程低い身長、豊満なバスト、細いウェスト、丸みを帯びたヒップ、むちむちの太股とすらりと伸びる長い脚…。
そこいらのモデル顔負けなレイラのプロポーションを見てアルベールは正直に感想を述べた。
「凄えな…お前本当に将来こんな体になるのか?」
「確かにちょっと理想入ってるけど…絶対になってみせるわ。今は愛し合いましょう…アル…」
レイラはアルベールの腰に手を回して体全体が密着するように抱きついた。
「(む、胸が…)愛し合うって…まさか…」
「そうよ、えっちな事するの…それとも、セックスって言った方がいいかしら?」
「お、お前どこでそんな事覚えたんだ?」
「ごめんなさい、偶然あなたのベッドの下にあった本読んでしまったの…」
「あ、あれはお前と会う前に買った奴で…いや、悪かった…あれがお前を悩ませた原因だったんだな…」
「もう済んだ事よ、おかげでこの体を手に入れられたからもういいわ。それよりも私を抱いて…」
「ああ…じゃあまず、ベッドに運んでやるよ」
「えっ!?自分で行けるからいいわよ」
「いいから。ほら、手を離して」
「え、ええ…きゃっ!」
レイラが手を離すと、アルベールはレイラをお姫様だっこの体勢で抱き抱えた。レイラは慌ててアルベールの首に手を回ししがみ付く。
「一度やってみたかったんだ、これ」
「これから何度でも出来るわよ…もう…」
「そうだったな…」
アルベールはレイラをそっとベッドに寝かせてレイラの上に覆い被さった。


レイラが目を閉じるのを合図にしてキスをする。多少強引に舌をレイラの口内に侵入させて舌を絡め合う。
「ん…んん…ふうっ…」
長いディープキスを交わした後、服を脱がせてからアルベールも服を脱ぐ。
「綺麗だぜ、レイラ」
「アル…」
レイラの豊満な乳房に触れ、優しく揉み始める。柔らかく温かい感触と弾力がアルベールの手に伝わる。
桃色の蕾が硬くなっているのを見てたまらず片方を口に含んで音を立てながら吸い続け、もう片方を指と指で挟んだりして愛撫する。
「あん…アル…う…あっ…」
吸い付くだけではなく舌で転がし時々甘噛みしながら空いた手でレイラの秘所に手を伸ばすと、あるはずの茂みが無い事に気付いた。
(今は術で大きくなってるとはいえ元は子供だもんな…生えて無くてもおかしくないよな…もしかすると普通に成長しても生えないかも…)
そんな事を考えながらもレイラの秘所を指で優しく弄ぶ。
「濡れてるぜレイラ…そんなに感じたのか?」
「やっ、やだっ…もう…アルったら…」
恥ずかしさで顔を真っ赤にするレイラを見てからアルベールはレイラの脚をM字型に開いて秘所に顔を近づけて割れ目を舌で愛撫する。
「はっ、やあっ…そんな…所…舐め…ないで…」
レイラの抗議の声を無視してアルベールは愛撫を続ける。レイラの秘所の割れ目から愛液が溢れてさらに濡れる。
(もうそろそろいいな…これだけ濡れればいいだろう…)
アルベールはレイラの秘所から顔を離して、レイラの顔をじっと見つめた。
「レイラ、行くぞ。力を抜くんだ…」
「ええ。アルの…大きい…これが今から私の中に入って…私達…文字通り1つになるのね…」
「連結(コネクト)って言った方がお前には分かり易いかもな…」
アルベールはレイラの最強呪文ミベルナ・マ・ミグロンを使用する時の掛け声の一つに例えて説明する。

「ああ、成程。良く分かったわ…だから早く…」
「分かってる。連結するぞ」
「ええ…」
アルベールは自分のモノをレイラの割れ目にあてがい、ゆっくりと挿入する。
「くっ…あっ…い、痛い…」
レイラは目に涙を浮かべながら必死で初めての痛みに耐える。
「無理するなレイラ…痛いのなら抜くぞ?」
「駄目…抜かないで…最後まで…したいの…」
「分かった…」
アルベールは自分のモノをゆっくりとレイラの中の奥まで挿入し、腰をゆっくりと動かし始めた。
痛がっていたレイラの声が喘ぎ声に変わってゆくのを聞いて最初の痛みが無くなり段々快感を感じているのが分かる。
「あっ、アル…もっと…突いて…」
レイラの要求通りにアルベールは腰の動きを激しくする。
「はっ…あっ…ア…ル…うあっ…」
快感に酔いしれるレイラの顔と声、突く度に揺れる豊満な乳房、収縮して自分のモノを強く締め付ける膣内がアルベールを刺激する。
「レイラ…オレ…もう…外に…出すぞ…」
アルベールがそう言った直後レイラは太股をアルベールの胴体に絡み付かせ、両手でアルベールの両手首を掴んだ。
「な、何を?…放してくれ…出して…しまう…(うう…びくともしねえ…)」
元々見かけとは裏腹に普通の人間よりもある力が、大人になった事でさらに強くなったレイラから逃れる事は不可能だった。
「連結&収穫(ハーベスト)よ…それよりも…中に出して…」
「いいの…か?」
「ええ…来て…私も…もう…」
「くううっ…レイラあっ!!」
「アルうっ!!」
2人は同時に絶頂を迎え、アルベールはレイラの中に放出した。レイラが手を放したのと同時に、アルベールはレイラの上に倒れ込んだ。


「中に攻撃(ファイア)しちまったぜ…でも…凄え…良かった…」 「ふふ…アルったら…」
アルベールはレイラの胸の谷間に顔を埋め、レイラはそんな彼の髪をいとおしそうに撫でる。2人はまだつながったままの状態だ。
「ねえ…まだしたい?私はいいけど…」
「いや、そりゃあしたいけど…今日は寝かせてくれ…」
アルベールはレイラの中から自分のモノを引き抜いてから、再びレイラの胸の谷間に顔を埋める。
「じゃあこのまま寝ましょう…お休み、アル…」
「ああ。お休み、レイラ…」
2人はすぐに深い眠りについた。
〜次の日の朝〜
「お早う。アル、起きて…」
「ん?どうしたレイラ?」
術の効果が切れ、元に戻ったレイラが裸のまま自分の青紫色の本を持って来た。
「早速で悪いけどお願い…」
「いいぜ…ミグルク!」
術の効果でレイラは大人に成長した。

「良かった…本当に使えるのね…」
「どうしたんだ一体?」
「昨日の事、夢じゃないかと思って不安だったの…でも良かった…」
「バカだな、昨日の事が夢だったらオレもお前も服着てるだろ?」
「服?…あっ!」
レイラは自分が裸だった事に気が付いた。レイラの顔が真っ赤になる。
「な?夢じゃないって分かっただろ?」
「もう…でも嬉しい…この体なら恋人らしく腕を組んで歩く事も出来るし…」
「そうだな…」
「昨日みたいに愛し合う事も出来るし…」
「これから何度でも出来るさ…」
「そうね…じゃあこれはもう必要無いわね…私がいるんだから…」
レイラはアルベールのベッドの下にあった本を持って来た。
「あ、ああ…それはもういらねえな…オレにはお前がいるんだからな…」
「クール、それでいいわ。ふふ…」
「むぐっ!?」
レイラの顔がデモルト戦の時の様なクールで大人びた表情に変わり、アルベールに覆い被さった。
豊満な胸の谷間でアルベールの顔を挟み込み、頭を抱き締める。
「昨日はあなたに愛されっぱなしだったから今日は私が愛してあげるわ」
「それはいいけど…なあレイラ、その術ってお前が普通に大きくなったらどうなるんだ?」
「さあ?…その時はもう必要無いから勝手に無くなるんじゃないかしら…それまではたっぷりと使わせて貰うわ…」
「唱えるのはオレだけどな…これからお前の術の中で一番使用回数多くなるぜ…レイラ…」
「アル…」
朝っぱらから愛し合う2人だった…。


終わり。

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