小市民 @752


魔界王決定戦が終了し、モチノキ町に平和が訪れていた。
唯一つ、高嶺家を除いては・・・・

『おじゃましまーす。』
二人組の女の子、コルルとティオ。
この二人が今日の実験台である。
「おう、二人とも元気そうだな。」
彼の名は清麿。
怪しい物を造っていると噂されている天才である。
「今、ガッシュ居ないんだ。先にあがってくれ。」
「わかったわ、行きましょコルル。」
コルルが行きたがっていた、
ガッシュの住んでた家。
普通の家と同じだが、なんとなく違う感じがした。
「うん。」
二人は階段を駆け上がる。
清麿は大物を捕らえた狩人のようにニヤリを笑った。

(さて、獲物を捕まえたら、次は調理だな。)
右のジュースに赤い錠剤をいれる。
左のジュースには白い錠剤をいれる。
そしてゆっくりかき混ぜる。
錠剤はあっという間に溶けていった。
「ほら、二人ともジュースだぞ。」
錠剤を混ぜたジュースを出す。
「清麿、気が利くわね〜。」
「ありがとうございます。」
子供がジュースに目が無いのは、魔物の子も同じである。
(ここまでは順調だ。
 後はジュースが二人の好みにあうかどうか・・・)
そんな心配は無用だった。
コルルが一口飲んだ。それに合わせてティオも一口飲む。
実験はほぼ成功である。
清麿は父親の書斎にあるボタンをおした。
すると、カラクリ屋敷の様に本棚が動き、
隠し通路が現れる。
(親父も良くこんな仕掛け造ったな)
毎回見るたびそう思う。


「ふぅ、後は効き目が現れるのを待つだけだ。」
清麿の見ているモニターには、
今、二人が居る自分の部屋が映っていた。
お互いの足が不自然に動く。
どうしてか解らぬが、異様に興奮している。
「そろそろ始まるな・・・・」
清麿はモニターの録画スイッチを押す。
これから起こる事件を記録するために・・・
モニターの向こうで、始めに動いたのはティオだった。
感じた事の無い興奮の正体を探るため、
ムズムズの中心、股間にある秘部をパンツ越しに触れる。
「!!???」
言いようの無い快感。
もはや手は自由に動かない。
コルルの目の前で、はしたないと思っていても、
二度、三度、そしてパンツの中に手を入れる。
「あ・・・はぅっ、ん・・・・」
気持ち良さそうに自慰をするティオを見て、
無意識の内にコルルも自慰を始めた。

(きっ、気持ち良い・・・・凄く気持ち良い・・・でも)
何かが足りない。
幾ら自慰をしても、心が満たされない。
一体何が足りないのか、ティオは気が付いた。
「ねぇ、コルルの手で、私のここ触ってくれる?」
「うん・・・・・」
そう答えると、コルルはティオのパンツを脱がす。
愛液まみれの性器を指でなぞる。
自分の愛液とティオの愛液が混じる。
舐めてみれば、とてもすっぱい。
だが、いやな感じはしなかった。
それどころか、美味とすら感じられる。
「ふぁ、コルル。そこ、そこ舐めてぇ。」
言われた通りに性器を舐めまわす。
ビクンと反応する。
体全体が快感を求めている。
「ティオ、ズルいよ。私のも、舐めて・・・・」
パンツを脱ぎ、スカートをたくし上げて、
自分の性器をティオに見せた。
「・・・・・解った・・・・・」

ティオはコルルの性器に顔を近づけ、
吐息を吹きかける。
「は・・・・あ・・・・・」
溢れ出てきた愛液を丹念に舐め取る。
気持ち良いはずだ。
でも、まだ何か・・・・
愛液でトロトロになったアソコに指を入れてみた。
「ッ・・・・・!?」
「??・・・どうしたの???」
「だっ、大丈夫、続けて・・・・」
二本の指は、容赦無く少女の膣を突く。
指の根元まで突かれれば、コルルの身体はビクンと動く。
でも・・・・・こんな物なのだろうか、
ティオは・・・・自分は何をやっているのは解っているつもりだ。
その行為は、この程度の物なのだろうか。
彼女は指を動かすのを止めた。

「ティオ・・・・・・?」
ティオはコルルを抱き寄せ、口付けをした。
さっきまで、彼女はポカンと口を開いていたので、
舌を入れるのは容易だった。
突然の行為にコルルは驚いた顔をしていたが、
すぐに落ち着いた表情になり、舌を絡ませあう。
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
同時に、合図も無く二人は唇を離した。
そして、確認するかのようにお互いの目を見つめた。
汚れの無い瞳を・・・・・・
二人は、何も語らずにキスをした。


一方、高嶺家の隠し部屋では
「ふう、もうこんな時間か・・・」
清麿は先ほどまでの、二人の行為を記録した
ビデオテープを取り出す。

カタカタカタカタ

手馴れた手つきでキーボードを打つ。
すると、モニターにある人物が映し出された。
どうやらテレビ電話のようだ。

「例のテープ、録画しておきました。
 今そっちに転送します。」
ビデオテープを丸い台に乗せ、再びキーボードを弄る。
するとビデオテープは消滅・・・・・
いや、消滅はしていなかった。
モニターの先にはあのテープが映っている。
「まったく、あの研究はティッシュとチ○コがいくつあっても足りませんよ。
 はい・・・・・
 はい・・・・・
 解ってますよ。失敗したら、死をもって償え。
 俺は親父のようなミスはしません。
 信じてくださいよ。ダルタニアン教授・・・・・・・・」


以上



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